2004.03.22
日本海海戦の偉業
日露戦争100年を迎えて、ロシアで日露戦争を振り返るフォーラムが開かれ、日本、ロシアの
関係者が集まったことを今朝のNHKテレビが報道しておりましたが、その中に、二人の日露の
女性が握手をしているシーンが映りました。
東郷元帥とロジェストウエンスキー中将という日本海海戦で戦った日露両艦隊の提督の曾孫
たちでした。
両婦人とも品の良い女性でして、特に東郷元帥の曾孫さんの眼がクリッとしていて曾祖父の眼
を彷彿とさせることが印象深かったです。
日本海海戦についてはサイトで見た下記の記述をご参照ください。
近代海軍により一つの海域に両国の全主力艦が集まり雌雄を決する会戦した大会戦は後にも
先にも日本海海戦のみである)ロシア艦隊の発砲により開始されたが、両軍の距離が、8千メー
トルになった2時5分、日本軍は「三笠」を戦闘に左に旋回しロシア艦隊の先頭を抑え砲撃を開始
した。これが世界でも有名な「東郷ターン」敵前大反転である。15時頃には大勢が決した。5月27
日夜、連合艦隊は駆逐隊・水雷戦隊による水雷攻撃をおこなった、28日、再び主力艦隊による
追撃を敢行し、約1日半の戦闘によりロシア艦隊を殲滅した。戦果は、ロシア38隻の敵主力艦の
中、沈没21隻、降伏・拿捕7隻、中立国に逃げ込み武装解除されたもの7隻、残り3隻の小艦艇
が目的のウラジオストックに到達したが戦力としてはは皆無であった。日本の損害はわずかに水
雷艇3隻のみである。またこの海戦で、ロシア側は戦死者4545名、捕虜6106名であったが、
日本側の戦死者は116名であった。この完全勝利の海戦は前代未聞であり、ロジェストウエンス
キー長官ら幕僚らを捕虜にしたことも戦史として後にも先にもない。このような作戦の成功は、想
像の域であり世界各国は、当初信じられなかったに違いない。
奉天会戦の勝利と日本海海戦での勝利は、日露戦争のとポーツマス講和会議への道を開く上で
決定的な役割を果たすことになった。