ピアノ調律師協会新年会におけるコンサート 2012.01.16 by リワキーノ
ピアノ調律師協会関西支部の新年会では毎回、演奏家を招いて懇親会の前に演奏をしてもらいます。
今年は出演される3人がいずれも京都市立芸術大学(以後、京都芸大と記す)を卒業した若き演奏
家たちです。
日本の国公立大学で音楽学部をもつ4年制の芸術大学は4つしかなく、その一つである京都芸大は
西日本を代表する芸術大学です。
他には国立東京芸術大学、愛知県立芸術大学、沖縄県立芸術大学があります。
私学の音楽学部は授業料が高額ですから多くの受験生が当然、この4つの国公立の大学をめざし
ますが、下記の京都芸大の定員数から判るように大変狭き門であります。
ピアノ専攻、弦楽専攻、管・打楽器、声楽専攻はいずれも14名
作曲専攻・指揮専攻 4名
音楽学専攻 3名
私は43年間の調律人生でたくさんの音大生に出会ってきましたが、顧客で京都芸大のピアノ科に入
った人はたった一人。
私の顧客の中で優秀だったある受験生は二次試験で20番という成績で不合格となり、定員が20人
だったら、と本人もお母様も大変な落胆ぶりだったことを30数年経った今もありありと思い出します。
このようなわけですから、関西における京都芸大の存在は音楽を志す人にとっては憧れの象徴でも
あるのです。
そして今日の演奏会の出演者のことで例年になく私が特筆したいのが、フルーティストと声楽家が姉
妹であり、しかも我らが関西支部所属のピアノ調律師のお嬢さんたちであることです。
姉妹を両方とも京都芸大に入学させられるなんて、これは宝塚音楽学校に姉妹で入学できるくらい
の少ない確率ではないかと思うのです。
同業者の娘たちがあの京都芸大に、と思うと何とも言えぬ嬉しさがわき起こってきます。これは当日
参加した調律師のほとんどがそう思ったことでしょう。
一方、男性ピアニストは京都芸大ピアノ科を首席で卒業したピアニストです。
そんなこんなで私は演奏家たちの了解を得てませんでしたが最初から演奏をデジカメの動画に撮ろ
うと決意しました。
そして嬉しいことに演奏会のあとの懇親会で彼らに動画の話をしたところ、「全然かまいません!ぜひ、
ホームページに載せてください」と嬉しい返事をいただいたのでここに紹介する次第です。
動画は下記の画像をクリックしてご覧下さい。
※画像のキャプションで東山さんの「マイラ・ヘス」を「マライ・ヘス」と誤記しておりますが、キャプションの
修正ができませんのでここで訂正させていただきます。
下記のエラー表示が出たときは「このコンテンツを新しいウインドウでひらく」をクリックしてください。
3人の演奏家たちへの演奏依頼は下記の連絡先にお申し込みください。
東山洸雅 klavierkoga119020131@hotmail.co.jp
永野伶実 remi.floete.konzert@hotmail.co.jp
hp http://music.geocities.jp/remi_floete_428/
永野歌織 k-a_a-o_o-ri@hotmail.co.jp
hp http://www.geocities.jp/bonbon_kaori/
下記のポスターは永野姉妹提供のものです。
永野伶実さんは下記の演奏会の予定があります。
※プロフィール紹介の部分は下記の画像をクリックしてご覧下さい。