新緑に彩られた大峯の盟主・釈迦ヶ岳の姿   by リワキーノ 2007.05.27

5月下旬の大峯・釈迦ヶ岳の風景を紹介したく思い、今から6年前の奥駈サポート時の画像を載せ
ました。
いつかCapt.Senohに来て欲しい山域です。

登山口、前鬼から登山道へ入ったところ。




サポート隊の一行に入っていても深仙宿での勤行のため、山伏装束で参加する人もいます。


登山路の傍らにシャクナゲが。


二つ岩のところで初めて大峯の山並みを眺望できます。
遠くの岩肌の模様は無数の岩の塔が織り成しています。
これらの石の塔群を釈尊の説法に耳を傾ける弟子達に模して五百羅漢と呼びます。

新緑の樹林の向こうにぼんやりと大日岳の姿が。
平たい岩の急斜面を鎖を頼りに登っていくという全大峯でも有名な行場があるピークです。



その大日岳から枝尾根として下ってきたところにあるピーク、千手岳。
簡単には近づけないこのピークに近畿山岳会の熟練登山家たちが到達したとき、山頂に仏像の台座
があるのを見つけ、ザイルを使って四方の谷を探索して谷底に横たわる千手観音像を発見し、引き上
げて元の台座に据えたというエピソードのあるピークです。


千手岳よりももう一つ上のピーク。


大日岳のピークが見えます。


大峯奥駈道に到達。
大峯の北部と南部を分ける分岐点、「太古の辻」
大峯修験道ではここから北部を金剛界、南部を胎蔵界と見なしています。


太古の辻から見る大日岳。行場の岩場は向こう側にあります。


大日岳分岐から眺望する釈迦ヶ岳。その向こう側は孔雀岳


真ん中ににょきっと屹立しているのが石の塔。五百羅漢あたりにはこれが無数にあるのです。


深仙宿から後方を振り返ると大日岳から下降する千手岳(左端)の尾根が見渡せる。


左端の大日岳の頂上右がわの白っぽいところが行場の岩場。


深仙宿。
大峯修験道寺門派(三井寺、聖護院など天台系の寺院)の峰中最大の秘儀、深仙潅頂が行われます。


深仙宿と深仙潅頂堂。
私は何度この潅頂堂に泊まったことでしょうか。
大日岳の岩場の傾斜がよく判ります。

釈迦ヶ岳とアケボノツツジ




太古の辻にザックなどを置いて空身で深仙宿にやってきた奥駈隊一行。


アケボノツツジ


どうです?Capt.Senoh。
来年の5月下旬に一度、来られませんか?