南紀・熊野古道の旅 第2弾 (動画編)   by リワキーノ  2013.06.04

※手打ち庵の同タイトルのレポートを参考にご覧下さい。

初日の湯の峰温泉の動画掲載を忘れておりましたのでこちらから。
本宮大社から車で10分ほど奥地に入ったところのひなびた温泉ですが、熊野一の湯と評価の高
い温泉です。


川湯温泉


熊野川の舟下り
いにしえのやんごとなき人たちが本宮から新宮速玉大社に向かうのに利用した舟による熊野川
下りを私たちも体験します。
舟に乗れるのは高貴な人ばかり。お供の大多数の人や庶民は熊野川の三重県側の山裾を縫う、
危険な道を歩いたそうです。


下記の地図をご覧下さい。
千穂ヶ峰という西側に険しい崖斜面をもつ山に阻まれて熊野川が90度流れを変え、S字
状に蛇行して熊野灘に注ぎ込むのがお判りだと思います。
図で見ても判るように新宮市は河口間近まで熊野川から山塊で遮断されているのです。

そして千穂ヶ峰の真下に舟はやってきました。


千穂ヶ峰は昨年の熊野修験復興25周年祝賀会に参加のために四国から駆けつけた行者仲
の一人が祝賀会の前に神倉神社を訪れた時、誤って崖から転落し、亡くなったという事件や、
3年半前には新宮山彦ぐるーぷや熊野修験団でのボランティアで獅子奮迅の活躍をされた前川
さんが、少年たちのハイキングのコース下見に行って崖から転落死するという傷ましい事件が起
きたところでもあります。

前川さんの遭難現場。(山上さん、良さん、カツラさんと追悼に行ったおりの画像)


在りし日の前川さん(持経宿小屋で)


熊野川下りを終えて那智山に向かいます。
熊野古道の代表的コースの大門坂入り口のところで3人を降ろし、私は那智山に向かいます。

今晩のお宿、ホテル「中の島」へ。