映画「グレース・オブ・モナコ 2014.1104
家内と梅田の東宝シネマズで映画「グレース・オブ・モナコ」を観ました。
東宝シネマズのフロアは圧倒的に若者の数が多かったですが、上映されるシアター8
は四分の三が熟年層から高齢層。
最近の若者は女優からモナコ公妃になったグレース・ケリーのことを知らないというこ
とを実感しました。
ストーリーが史実とかけ離れているとモナコ大公家から抗議があったようですが、映画
はかなり見応えのあるものでした。
特に、ニコール・キッドマンの美しさと演技が際立っており、キッドマンの演技と容姿を観
ているうちに本物のグレース・ケリーかと錯覚するほどで、グレース大公妃のイメージを
高めたことは間違いのないところだと思います。
モナコ大公家は内紛が多いためにヨーロッパ各国の王族から敬遠されていて、レーニ
エ大公とグレースの結婚式にも王族は誰も出席しなかったそうですが、グレースの葬儀
には、ベルギー国王夫妻をはじめ、スペイン女王、スウェーデンの皇太子、リヒテンシュ
タインの皇太子、イギリスのダイアナ妃、ナンシー・レーガン大統領などが参列したそう
ですから、グレースのモナコ大公妃としての存在は高く評価されていたのではと思います。
彼女は日本文化を深く愛好したことから、夫君のレニエ大公は彼女の死後、日本庭園を
造ったそうです。