ロシア領事館におけるコンサート 2016.09.23
8月3日にピアニストの中川史子さんのお誘いを受けてロシア領事館におけるコンサートに行って
来ました。
左側が中川史子さん
昨年のある私的音楽パーティに出かけていったとき、出演者のすべての伴奏を受け持つ彼女のピア
ノ演奏に魅了され、お声をかけたことから親しくさせていただくようになり、彼女が関係する音楽
会にはよく誘われて行くようになったのです。
このパーティは出演者の演奏に合わせて主催者の女性がパラソルに絵を描いていくという趣向なの
です。
パーティには様々な個性的な人が集まり、とても魅力的だったので紹介したく、画像もたくさん撮
ったのですが、主催者の了解が得られなかったので断念しました。
中川さんが出演するロシア領事館におけるコンサートは昨年のクリスマスコンサートに続いて二度
目の出席です。そのときに一緒だったHTさんも一緒にお誘いされたのです。
前もって送られてきた名前入りのチケットはパスポートみたいなものなので持参しなかったら絶対に
中に入れてもらえないらしく、入り口の鉄製の門の前で警察官が一人一人、チケットと名簿とを照らし
合わせながら中へ入れてくれます。
今回は領事館内の写真は撮っていませんので昨年のクリスマスコンサートのときの写真を紹介さ
せてもらいます。
エントランス
以下は演奏会が終わって立食パーティに移ったときのものです。
画像左手に二人寄り添って笑顔を浮かべているのが中川史子さんとそのお嬢さん、裕美子さんです。
裕美子さんもピアニストで、この日ハチャトリアンのトッカータを弾かれたのですが、初めて聞いたこ
の曲に私は強い印象を受けました。
裕美子さんが、これまた中川さん親子とは関係の無い、別のところで私が知り合ったヴァイオリニスト
と共演することになり、その不思議なご縁に驚いたのですが、そのときの演奏はまたいつか紹介した
く思っております。
スラブ音楽会監督の肩書きを持つ、ナターリヤ・コズローヴァさんの歌は肩書きとはおおよそ異なる、
穏やかでソフトな声音の心に染みいる素晴らしいものでした。
今回もHTさん共々彼女の歌を楽しみにしていたのですが、いらっしゃいませんでした。
ピアノはロシア製のフルコンサート・グランドピアノ「エストニア」
大阪万博の年に日本に持ってこられ、ソ連パビリオンに置かれたあとに領事館に常設されるように
なったそうです。
46年の年月を感じさせない硬質の澄んだ音色です。
調律を担当した高木三津雄氏。
調律師協会の会合で顔はおなじみなのですが、言葉を交わすのは初めて。
何人ものピアニストの激しい演奏が続いたのに、ほとんど調律の狂いを感じなかったので、そのこと
を話すと、このピアノは狂いにくいのです、と言われます。
謙虚なお人柄のようです。
そして以下の画像は今年の夏のコンサートのものです。
開演に遅れて到着した私たちに残された席は最前列の右より。特等席でした。
おかげで間近で写真を撮ることができました。
ただ、15人の出演者でしたが、皆さんに画像掲載の了解を得ていないのでこれらの写真しか掲載で
きませんでした。
中川史子さんトリオの演奏、「リベルタンゴ」が始まると、それまで自制していた動画の撮影を始めたのでした。
iPhoneによる撮影の動画をご覧ください。
フルートが牧敦子さん、チェロが若松さよりさん、譜めくりは中川裕美子さんです。