映画「オリエント急行殺人事件」 2018.01.12
病に伏せている友の見舞いに11日は滋賀県長浜市まで行こうと思っていた一昨日の10日、家内が
言いました。
「明日はあなたと宝塚歌劇か文楽か映画か、何か気分がハレになる催しに行きたい」と。
こんなこと滅多に言う家内ではないので、私はすぐさま長浜行きを断念して調べました。
宝塚歌劇は縁故のあるタカラジェンヌの花組公演でしたが、全日程満席。
文楽は公演は無し。
上映中の映画を調べると私たちが観るに耐え得る映画は「オリエント急行殺人事件」のみ。
「え?そんな殺人事件の映画なの?」とためらう家内に「題名は物騒だけれど作者、アガサ・クリステ
ィの推理小説は面白いし、ロンドンとイスタンブールを結ぶオリエント急行の列車が舞台なのだから旅
情豊かな映像を見せてくれる映画だと思うと説き、観に行きました。
そして結果は私の期待以上の素晴らしい映画であり、「今までにあなたと見た映画の中でも最良の
部に属する映画」と家内は感想を漏らしたのです。
私たち二人が魅了されたのはストーリーの展開と役者たちの名演技もそうでしたが、オリエント急行
がイスタンブールからバルカン半島を走り抜く映像の美しさでした。
夕暮れせまるイスタンブールの中世的景色を背景に走り出すオリエント急行の何とも表現しにくい絵
画的美しさ。
バルカン半島の平原部を走るオリエント急行。
急峻な山岳地帯の絶壁の上を走るオリエント急行
やがて雪崩で列車をストップさせられるオリエント急行。
もうため息の連続が続く、映像のオンパレードでした。
もうメインの映画館では今日で上映が終わりましたが地方の映画館ではまだやっているはずです。
映画紹介の動画はここから。