保津川あたり」 動画編 & 映画「アルキメデス大戦」  byリワキーノ  2019.07.25  

ガイド役男性のひたむきな声調のなんとも言えぬユーモラスな響きに我ら海千山千の
同窓生たちは哄笑に似た笑いを発するのですが、それは私にとってはとっても居心地
良く、写真撮影を担当した女性ガイド役の存在と相まって今回のトロッコの旅を楽しく、
印象深いものにしてくれました。
増水で濁った流れを見ながらもこんなに心地良い思いをしたトロッコ列車の旅だったの
ですから、これが新緑や紅葉の季節だったら如何ばかりかという思いに駆られました。
7分間の動画ですが、ご覧ください。

https://youtu.be/8Chxnxxn3_k?t=109

保津峡下りが中止となったための夕方5時までの空き時間を私とハラダ君は映画館で
過ごしました。
スマホで調べたらTOHOシネマ二条駅店で「アルキメデスの大戦」をやっていると判り、
行ったところ、上映は翌日の26日であり、仕方なく、アニメ「天気の子」を見ました。
「君の名は」で大ヒットした新海誠・監督の新作だそうで、映像の美しさには感銘を受け
ましたが、「若い子向きの映画やな」というハラダ君の感想に私も同感でした。

ちなみに「アルキメデスの大戦」は予告編を見て見たくなり、8月2日に家内と一緒に見
に行きましたが、こちらは予想していた以上に良かったです。
戦艦大和建造の無意味さを若き天才的数学者が数式でもって証明するという設定に
大和に対して特別な思い入れを持つ私ですが、見終わったあとに私の大和への思い入
れをむなしくするものではなかったことに強い感銘を受けました。

https://www.youtube.com/watch?v=tJFP-9OrQRU

上映中、身じろぎもせず見入っていた家内の感想は「大和の存在を美化している」という
ものでした。
ずいぶん以前にNHKスペシャルでコンピューターグラフィックによる戦艦大和の最後の模
様を放映していたのを私が見ていたとき、いつの間にかに背後で映像を見ていた家内が、
米空軍の集中的攻撃にさらされる大和の姿に「やられっぱなしじゃないの!悔しい!悲し
い!」と叫んだ姿に強い感銘を受けていただけに今回の家内の覚めた感想は意外でした。

映画は冒頭に大和が撃沈されるシーンで始まり、竣工された大和が初航海に出て行くシ
ーンで終わる設定となっており、沖縄への最後の出撃ではないにもかかわらず、初航海に
赴く大和の姿を見ていたら涙が止まりませんでした。