知ってましたか?正倉院の意外な事実  2021.01.23

正倉院展を紹介する読売新聞の記事に、西アジアから極東にかけての多くの宝物を1200年間も守り続
けてきた倉庫というのは世界には類がないとの記事に惹かれ、正倉院とその宝物について今回、ウイキ
ペディアで調べたのですが、意外に思う事実をいろいろ知りました。

校倉造りについて。
校倉の利点として、湿度の高い時には木材が膨張して外部の湿気が入るのを防ぎ、逆に外気が乾燥し
ている時は木材が収縮して材と材の間に隙間ができて風を通すので、倉庫内の環境を一定に保ち、物
の保存に役立ったという説があった。しかし、実際には、重い屋根の荷重がかかる校木が伸縮する余地
はなく、この説は現在は否定されている。
実際壁面は中から見るとあちこちから外光が透けて見える「隙間だらけ」の状態であり、湿度の管理に
ついて言えば、宝物が良い状態で保管されたのは多重の箱に収められていたことで湿度の「急変」が避
けられたことによる部分が大きい。(ウイキペディア)

宝物について。
正倉院が所蔵する宝物の9割以上は異国風のデザインを取り入れた日本産である。
宝物の意匠や文様にはペルシャなど西アジア起源のものが多く、宝物に用いられている素材にもアフガ
ニスタン特産のラピス・ラズリなどがあるが、西アジアで制作された宝物はガラス器(白瑠璃碗、紺瑠璃
坏)を除くとほとんどなく、多くが日本で異国風を取り入れて制作されたものである。近年の調査研究に
よると所蔵する宝物の95%が日本産であると考えられている。(ウイキペディア)

如何です?
驚かれませんでしたか?
この記事を見るまで私は校倉造りは乾湿調整のためと思ってました。
宝物の大半も海外からの渡来と思ってました。
でもこれらの宝物が1200年によって守り続けてこられたのは凄いことです。

それと20世紀になって鉄筋コンクリート製の宝物館が二つ造られて、主要な宝物はそちらに移動保管
されているそうです。