ギリシャのパリジェンヌ

2021年6月29日のk.mitikoさんのブログに掲載された、
エーゲ文明 古代ギリシャ文明のルーツ
https://nvuedi93pz1y.blog.fc2.com/
の記事に啓発されて私は下記の言葉を伝言版に記しました。

この中で紹介されている二つの女性画像、同じギリシャでもアルカイック期、クラシ
ック期、ヘレニズム期でお馴染みの女性の風貌とはおもむきが全然ちがいますね。
現代人にも親しみが感じられ、ポップアートにも使われそうな風貌ではないょうか。
発見されたとき、パリジェンヌとあだ名されたそうです

私はこのパリジェンヌの画像に啓発されて過去に訪れたミホミュージアムで経験したことを紹介したく、
そのレポートの一部をここに掲載します。

ミホミュージアムは滋賀県信楽町にあります。
2006年10月6日にマリーゴールドさんとツル姫さんと3人で行ったときのことです。



上記の画像はその中の一展示物です。
ギリシャ・ローマの展示室に飾ってあったのですが紀元前2000年紀、と表示されているのを

見たマリーゴールドさんが不審の気持ちを抱きました。
この服装、どう見ても近世のヨーロッパ女性のもののように思える。4千年前にこんなスカート
があったとは信じられない。紀元前2000年紀って書き間違いなのではないだろうか、と。
私もまさに同感で、すぐさま、近くに居た職員に尋ねたところ、「このミュージアム所蔵の展示
物は全部鑑定済みなのですが」と答えます。
「しかし、このスカート姿を見てください。私もギリシャ・ローマの文物には多少知識を持ってい
る者ですが、こんなスカート姿を見たことがないのです」と言うとその職員は「調べて来ますの
でしばらくお待ちいただけるでしょうか?」と言うのです。
そして5分ほど経ってからでしょうか、一人の若い女性を連れて来ました。その女性はここの
職員の制服を着ておらず、黒っぽい色のスカートに真っ赤なセーターを着たスラッとした美人で
小脇に分厚い洋書を3冊ほど抱えておりました。
ミホミュージアムの学芸員であることを自己紹介し、「お客様がこの塑像の解説にご不審の念
を抱かれるのはもっともなことでございます」
にこやかな笑顔で語りかけるのです。
そしてその学芸員の説明は私を十分すぎるほどに納得させてくれるものでした。
その内容について詳しく知りたい方は下記をクリックしてください。

学芸員とのやりとり


その学芸員のセカンドネームはヨウコさんというのですが、ヨウコの名を持つ女性はみんな知的
で上品な女性が多いなと思いました。(少なくとも私の知る限りでは)
こんな素敵な学芸員との出会いも今日のミホミュージアム訪問に大きく彩りを添えてくれたので
した。