田邊 優子さんのエレクトーン演奏会      2022.01.10

画像をクリックすると拡大します。

昨日、私の顧客、田邊優子さんのエレクトーン演奏会に萬凛さんと一緒に行ってきました。
顧客は2019年度、ヤマハエレクトーンコンクールで1位に輝き、その記念コンサートを企画したのですが、
コロナ過で相次いで延期になり、3年越しでやっと実現したのです。

私はこの演奏会の案内をLINEでいただいたとき、コンクール1位というのは関西地域の1位かなと思った
のですが、調べると全国での1位なのです。

ヤマハ音楽教室でエレクトーンを学ぶ人の数は子どもから大人まで膨大なものでして、各地区の予選を
くぐり抜けてきてファイナルステージに残って1位になるとは並大抵の才能や努力では成し遂げられない
ものがあると思います。
そんな方が私の顧客とは、誇らしい気持ちになりました。

本選での田邊優子さんの演奏。
https://youtu.be/E8W370CjhZQ


今回の記念コンサートの会場は昨年開館したばかりの枚方市総合文化芸術センターの小ホール。


同センター内の美術ギャラリーで開催中の平山郁夫展を見てから演奏会に臨みました。


満席で子どもたちも多く、田邊優子さんの生徒たちと父兄が多かったようです。
優子さんは生徒たちに人気があるのでしょうね。私の臨席の高校生くらいの女性二人が演奏が終わる
度に猛烈な拍手を送っていて半端じゃない熱心さでした。

エレクトーンとドラムの共演で終盤、優子さんの恩師が飛び入りで加わり、そのときは優子さんは鍵盤ハ
ーモニカーでの演奏でした。

プログラムの11曲すべてが優子さんのオリジナルか編曲したもの。
エレクトーンコンクール第1位だけあって優れたテクニックに裏付けされた演奏は迫力があり、こんな凄
いプロの演奏家を気安く「音楽を楽しむ会」にお誘いしたものだ、と思いました。

調律で自宅でお会いするときはとても控えめな女性なのに演奏会では生き生きと語り、笑顔を振りまき、
ときには声をあげて笑うので驚きました。
演奏中、鍵盤なんか全然見てなく、口を半ば開けた笑顔で上を向いたり、客席の方に横顔を見せたりな
どのパフォーマンスも本当に演奏に興じている様子が伝わってき、お洒落な黒のシューズを履いた左足
が足部鍵盤の上を縦横無尽に動き回る様なんか本当に「かっこいいったらありゃーしない!」という感じ
でしたね。

優子さんが小3のときに作曲した曲をそのまま再現したところ、「小3であんな複雑な曲を作るのですか!」
と萬凛さんは強い感銘を受けたようでした。

私が特に印象に残ったのがフランス民謡「アヴィニヨンの橋」のアレンジで、エレクトーンの多彩な音を駆
使した陰影あふれる音の展開は本当に魅了されました。

3年越しでしたが、1年前までは存在しなかった枚方市総合文化芸術センターで演奏会が開けたのは良
かったのではと思いました。

演奏会終了後、私と萬凛さんは香里園まで戻り、居酒屋に入って今日のコンサートの感想をはじめ、い
ろいろ語り合って7年ぶりの萬凛さんとの会食を楽しみました。