怪盗ルパンX・P の純愛物語

1月18日に談話室においてY.O嬢さんのことが話題に出ると即座に怪盗ルパンさんが反応したでしょう?
この談話室の古くからの読者でない限り、二人の関係性を知らないと思いますので、45年間一人の女性
を憧れ続けてきた怪盗ルパンさんの類い希なる純愛の成り行きを以前に掲載した「秋ソナ物語」の一部を
引用するかたちここで紹介したく思います。

二人は小学生のとき、八王子市の小学校で同級生でした。
小春ページではおかだよしのさんのことをY.O嬢と紹介してました。
以下、青字はルパンさんが語ったことです。

おかだよしのちゃん は兎に角”格”が違っておりました。2年生の時の給食遅食いが彼女であった
のはこの書き込み(※小春ページの掲示板)で知ることとなったことですが、掃除当番にあたって、
早く掃除を終わらせたいため、皆で早く食えよと急かしても例の如く ”フフフ、、、。”と動ぜず、おか
だよしのちゃんの机も含め、全部教室の後方へ運んでも塵と机に囲まれ平然と食べ続け、普通では
なかった。
 3年生頃から何をやってもオールマイティ!男も女もクラスの連中、一目も二目もそれこそ正目風
鈴付き置いていた存在の子でした。私は当然のこと畏敬の念で彼女を見ておりました。口では「おい!
おかだ」と呼び捨てにしておりましたが、心の中では「あのぉ おかださん」でした。今でも”おかだよし
のちゃん”ではなく”岡田さん” です。 彼女だけは変わって欲しくないし、実際に変わっておりません。
非常に賢いし、思いやりもあります。

ここでルパンさんとY.O嬢さんが45年の年月を経て再会できたその経緯を簡単にお話いたしま
しょう。

小学校3年生の終わりころ、Y.O嬢さんはお父様の転勤のために九州福岡の地へ引っ越しして
行きました。
お別れの挨拶に訪れて、お母さんに連れられてよしのちゃんが学校から去っていく姿をルパンさ
んは校舎の窓から見送ったそうです。
ルパンさんはその後もずっとY.O嬢さんのことを想い続けながらも長じて防衛大学に入り、自衛官
となりました。
幹部候補生の彼は若いときから出張があったようで九州出張のとき、博多駅で降りて電話帳で
”おかだよしの”の名で探したりしたそうですが、その当時はお父様が健在でしたから電話帳の
名前は”おかだよしの”で出ているはずがありません。
彼は博多駅から福岡の街並みを見ながら「ここによしのちゃんは住んでいるんだなぁ・・・」と感慨
深げに眺めたそうです。

そして幾星霜たって21世紀を迎えた2002年。
インターネットが普及してからルパンさんは何十度と検索してきたであろう、”おかだよしの”のキ
ーワード(実際は漢字)がこの年にヒットしたのです。
ルパンさんは「感激派党首・森脇久雄氏、来る」という画像付きページ、つまり小春ページの一端に
たどり着いたのです。

これは一貴山の興平氏が私の帰福を歓迎して作ってくれた合成画像でした。
感激派党首・森脇久雄とよしのちゃんは何の関連性があるのだろう?と思ったルパンさんは小春
ページを順繰り追っていくうちに、ついに京都・錦水亭におけるリワキーノとY.O嬢さんのツーショット
の画像を探し当てたのです。

その当時、小春ページでは紹介する人たちを匿名にしていなかったので独身だったY.O嬢さんは
そのまんまフルネームで出ており、それがインターネットでヒットしたのです。
本当に奇遇としか言いようがありません。

ルパンさんは早速掲示板に投稿してき、ルパンさん独特のくせのある文章に魅了された私は即座
に仲間として受け入れたのです。
その後ルパンさんは掲示板を賑わす常連となってくれました。それは私のホームページでも変わり
ません。
そしてこの翌年だったでしょうか、ルパンさんとY.O嬢さんは東京で45年ぶりの再会を果たしました。
そのときはルパンさん以外にルパンさんが探し当てた同窓のクラスメートが3人ほど集まってY.O
嬢さんを迎えたのですが、何と!Y.O嬢さんは他の3人は覚えていたのにルパンさんのことは顔も
名前も覚えていないのです。
それは無いよ!という自嘲気味のルパンさん独特の節回し(♪記号を実に適切に配分した)をもっ
た書き込みほど私の心を打った詩文はありませんでした。
まさにエレジーです。
(その詩文が小春ページへのサイバー攻撃で永久に失われてしまったこと、本当に残念に思います)
結果は如何にと興味津津でルパンさんの帰宅を待っておられたルパンさんの奥様と二人のご子息
は唖然としながらもみんなでルパンさんを一生懸命慰められたとか。
いや~、いいご家族ですねぇ・・・
しかし、Y.O嬢さんが自分のことを覚えていなかったことくらいでめげるルパンさんではなく、”おかだ
よしの”ちゃんへの敬愛感は微動だにしませんでした。
それほど45年の思いは重いものがあるのです。
その後にルパンさんが私にくださったメールの一節を紹介させてもらいます。

くどいようですが、貴兄並びに編集長(Capt.Senoh)のHPのお陰で岡田さんと会うことが出来た
のです。まるで夢のようでした。
本当に有り難うございました。
今も輝いているんです。
皆大人になってというか、元々そうであったのか解りませんが、昔抱いていた人間像と変わって、
がっかりすることが多々あったため、、、。
いつも笑顔を絶やさず、何事にも真剣に対応し、誰にも優しいし、じえーんじえん昔と変わってな
いのです。
誠、自己中ですが、岡田さん他の人好きになったらあかんと念じ続けておりましたので、いまも
”おかだよしのちゃん”のままでいてくれたこと、嬉しくもあり、何か悪いこと祈っていたような申し
訳ないような気もしているのです。

如何です?怪盗ルパンの純愛。
私が多くの人の心を打った韓流ドラマ「冬のソナタ」に比してこのレポートに「秋ソナ物語」と名付
けたことをご理解いただけたでしょうか。


Y.O嬢さんのおかげで私もルパンさんと生涯の友となることができ、心から有難く思っております。

秋ソナ物語は下記のページでご覧ください。
http://hmpiano.net/riwakino/2009year/09.11.10rupan_yoshino/newpage5.html