チャットGPT  2023.05.21

今、世間を騒がしているチャットGPTを私も試してみました。
我が息子がその世界のことに詳しい知り合いから聞いた話によると、チャットGPT4(有料)はかなり精度
が高いが、チャットGPT3.5(無料)は精度がかなり落ちるとのこと。

私が無料のチャットGPT3で質問した下記の例をご覧ください。(マニアックな質問が多いのですが)



ほぼ正確な記述ですが、最後の「ロゼッタストーン自体がイギリスに存在するわけではありません」
の説明は意味不明です。実際に大英博物館にあるのですから。



これについては『独乙平原・鉄血宰相ビスマルクの改革』(前田靖一・著)の中で詳しく述べられている
のですが、著者はドイツの図書館でビスマルクの筆記記録をなどもすべて調べた上でこの著作を著し
ており、ハノーファー王家の財産没収はかなり信ぴょう性が高いのではと私は思っております。
この財産没収はドイツの統一を廻ってプロイセンとオーストリーが戦ったときにオーストリー側についた
ハノーファー王国への懲罰としてされたものです。
この戦争によって現在のイギリス王家の祖先であるハノーファー王家は無くなります。

ビスマルクの口述速記については下記の質問をしてみました。


次は聖書に関する質問です。



この答えの文章は共観福音書が紀元70年頃から90年頃、パウロ書簡は紀元50年から60年に成立
としているにもかかわらず、共観福音書を古いと記すのは矛盾しています。紀元50年の方が紀元70年
より古いのですから。



この記述はまったくの間違いで、不干斎ハビアンは戦国時代の実在の人物です。
禅僧だったのがキリシタンに改宗し、その布教に熱心だったのですが、尼僧と駆け落ちしてキリシタン
信仰を捨てた後にはキリシタンを迫害することになった異色の宗教者です。
宣教師たちのために作られたテキスト『天草版平家物語』を編纂した人物としても名が残っています。

私の得意な分野の大峯についてもマニアックな質問してみました。

その答えはすべてにおいて間違っていました。
まず金峯山寺は「こんぽうざんじ」ではなく「きんぷせんじ」と呼び、磐船神社は「いわふねじんじゃ」と
呼びます。
磐船神社を「ばんせんじんじゃ」と呼ぶ同名の神社があるのだろうかとウイキペディアで調べてみまし
たが、皆無でした。
ちなみに金峯山寺は吉野山にある国宝の蔵王堂で有名な大峯修験道の本山であり、磐船神社は大
阪府交野市の岩窟がある神社ですが、いずれも大峰三大魔窟とは無関係です。
大峯の中腹にある寺院という大峰院にいたっては全長90キロある全大峯において私が知る限り、該
当する寺院はありません。

もっとも三大魔窟はウイキペディアにも言及はなく、大峯修験道関係者の間でしか知られていないよ
うですから、このようないい加減な答えになるのでしょうが、それでは無責任だと思います。
私も知っているのは明星ヶ岳近くの菊の窟、阿古滝尾根の近くの瑪瑙(めのう)の窟だけで、いずれ
も行ったことはありません。
そこに入ると二度と出て来られないという伝説があるので、君子危うきに近寄らずを実施しています。

そして同じ質問を再度してみました。



この答えは、もうでたらめもいいところで、噴飯ものでした。
石窟院は大峯では聞いたことが無い名称であり、ウイキペディアで調べても出てきません。
青岸渡寺は奈良県ではなく、和歌山県那智勝浦町の寺であり、大峯最高峰は八経ヶ岳(1914m)で、
根子岳などの名の山は大峯にはありません。
根子岳で有名なのは九州の阿蘇です。

ためしに森脇久雄で質問したら、ヒントが少ないのでヒントを欲しいと返ってきたので「熊野修験」の
文字を入れたら下記の答えが。


私が熊野本宮大社の神官?日本の宗教文化の保護と伝承に尽力している?
もう、爆笑しました。

でも日本語の文章の英語翻訳能力はGoogle翻訳より優れているようです。


上記の英文を、英語を特化した塾を経営する我が息子に見せたところ、完璧な英文と言っておりました。

チャットGPTはいくつかのヒントで小説も創作してくれるので下記の語彙を並べて質問をしてみました。




う~む・・・
変な日本語ではない、なかなかまともな文章ではないですか。
怪盗ルパンさん、
続編を見たくなりませんか?

このように無料のチャットGPTは遊ぶにはいいでしょうが、何かを学んだり、知識を吸収するスキルとして
はあまり信用しない方が良いようですね。
世界中が警戒しているチャットGPT4(有料)の料金は1月に20ドル(2600円)だそうです。
息子に言わせれば論文作成などに利用する大学生たちは皆この有料版を使っているとのこと。