2023.06.30
植村芽以さん出演のコンサート(京都市立芸術大学音楽部ピアノ科生徒のコンサート)
植村芽以さんは、昨年の 「談話室」でも紹介したように私の顧客の中で初めて難関の京都市立芸術大
学音楽部ピアノ科に入学された方です。
その芽以さんも参加される京芸ピアノ科の3人による演奏会があり、行ってきたのですが、どのピアニスト
も素晴らしい演奏を披露してくれました。
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場所はカワイ楽器梅田店のホール
芽以さんが演奏した曲はラフマニノフの「絵画的練習曲《音の絵》」。
その動画を芽以さんから送ってもらたのですが、You Tubeにアップできないので出演者3人による連弾曲
を紹介させてもらいます。
https://youtu.be/G4AEkaKUZyQ
下記は私が芽以さんのお母様に送ったメールです。
今日のコンサート、京芸ピアノ科の実力の凄さをまざまざと聴かされる思いでした。
冒頭のシャコンヌは圧倒的でしたね。
20歳そこそこの若い女性があんなシャコンヌの演奏をできるのかと驚異というよりも脅威を感じました。
お嬢さんは、ラフマニノフの「絵画的練習曲」やメンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」のような、また
大変渋い曲を撰んだものですね。
どちらも私にとって初めて聞く曲ですが、ラフマニノフはすぐにそれと判るラフマニノフらしさが出ており、
とても楽しめるくらい、お嬢さんの演奏は良かったです。
「厳格なる変奏曲」はこれがメンデルスゾーンの作品か?と驚くほど、重厚かつ前衛っぽいところが新
鮮でした。
お嬢さんがどれほどのエネルギーを費やしたのだろうかと想像してしまうほど迫力ある演奏で、不思議
な余韻が残るほどの素晴らしい演奏でした。
リストの「ダンテを読んで」ですが、私はこの手の豪華絢爛の技術を駆使し尽くしたリストの曲は拒否
反応を示してしまうところがあり、騒音を聞くようでまったく受け入れられなかったです。
お嬢さんもこの手の作品を手掛けるときは私の感想は聞かないでいただきたいですね。
アンコールで弾かれた3人のピアニストの連弾のタンゴ、あんな曲があるのだととっても新鮮であり、
楽しめました。