千葉海音さんと大阪パリ祭 2024.07.03
7月3日、大阪パリ祭に行ってきました。
長年、懇意にしているシャンソン・ミュージッシャン、千葉海音さんが出演するからです。
千葉海音さんプロフィール
岩手県平泉町出身 2歳半より書道家の祖母より書道を学ぶ。
小学校高学年時に比叡山書道家大会で最年少にて最高賞・伝教大師賞を受賞。
4歳よりピアノを始める。小学校2年時にヤマハの子供作曲コンクールに入賞。洗足学園音楽大学を卒
業後、単身渡仏。
シャンソンを有名シャンソニエ「ラパン アジル」のMichel BERGAMEに師事、セルジュ ラフマニノフ パリ
ロシア音楽院でAtty LENGYELにピアノを師事しピアノコンサーティストディプロムを取得、及び卒業。
10年間、パリのレストランや居酒屋でシャンソンを演奏し続け、シャンソンコンクールにも3年連続上位
入賞をしフランスと日本でコンサート活動をする。
現在日本国内でコンサートをベースに独特な耽美世界観とフランス語を始め数カ国語で弾き語りをし
動員を伸ばしている。
2014年より東京滞在。
この秋10年ぶりに自作曲アルバム「忘却」を発売。
コンサート会場、通信販売などでの購入可能。
千葉海音さんとの出逢いについては下記を参照ください。
newpage2.html へのリンク
大阪パリ祭は以前は大丸デパート心斎橋支店のホールで開催されていたのですが、コロナ過でしばらく
中断され、2年前から豊中市文化芸術センター小ホールで再開されるようになりました。
私の知る音楽関係者の間では音響が良いことで知られる同施設の小ホールです。
満席の賑わいでしたが、どの出演者の演奏も素晴らしく、今までに私が聴いた中ではずば抜けたレベル
のもので、過去には海音さんの演奏が際だったように感じたものですが、今回はそれをあまり感じないく
らいの各出演者の演奏でした。
ピアニスト、吉田幸生さんの伴奏も素晴らしく、25人の伴奏をよくもあれだけフォローする演奏ができるも
のだと感嘆する思いで、時にはピアノの伴奏の美しさに耳を傾けたものでした。
他の出演者が吉田さんの伴奏で歌うなか、海音さんだけは自身が弾いて歌うのです。
曲目は「さわやかに星はきらめき」。賛美歌に採り入れられた曲で、クリスマスキャロル「オー・ホリー・ナ
イト」の名でも有名な曲ですが、海音さんの娘の木さん(11歳)がバレエの振り付けで躍る中での日本語
とフランス語で歌い弾く演奏は海音さん独特の低い声の質そのものが非常に個性的で、如何にも本場仕
込みのシャンソンという感じでした。
この演奏を披露できないのが残念でした。
他の出演者の演奏で特に感銘を受けたのが別府葉子さんの「アムステルダム」と市原民子さんの「旅芸人」。
ギターを弾きながら歌い出し、途中からピアノ伴奏も入ってくるこの人の演奏はそれこそ、徐々にクライマッ
クスに上り詰めていくような演奏は息を詰めて聴き入ってしまうような迫力と表現力がありました。
ネットで探したところ、別バージョンの演奏が見つかったので一緒に見つかった「百万本のバラ」と共にここ
に紹介します。
「アムステルダム」
https://youtu.be/PXxqWkH2fzU
「百万本のバラ」
https://youtu.be/2xXJJHxYIc8
市原民子さんの「旅芸人」は旋律の調が次から次へと移調していっていく様が今までに聴いたことがない
ような美しさ、新鮮さを感じさせられ、魅了されました。
この曲も題名でネット検索したのですが、出てくるのは「旅芸人のバラード」というものばかりでまったく違
う曲でした。
市原さんご本人にお尋ねしようと思って彼女のブログを探し当てたのですが、連絡先が載っておらず、主
催者の関西シャンソン協会に問い合わせようと思っています。
過去にその演奏に感動して連絡先を教えて欲しいと同協会にメールで問い合わせたところ、轟駿さんに
連絡がつき、彼は今、私たちが関係する「音楽を楽しむ会」にも何度も出演してくれているのです。
終演後、ホワイエに出ると大勢の人の中に千葉海音さん親子とD2!の中村さんを見つけました。
中村さんが凄くダンディな雰囲気なのに驚きました。
車椅子の女性もピアニストでコンクールで優勝したこともあるそうです。
ピアノを弾くときはペダルを踏む足の動きは大丈夫なのでしょうね。
8月19日、20日とD2!で美穂さんのライブが予定されているので、19日の分の予約をお願いしました。
何しろ十数人分しか席が無いのですから今、予約しておかなければならないのです。
出演者の記念撮影を撮らせてもらいました。