私が娘の幼少時にピアノを習ったピアノ教師が大阪音楽大学の学長に。
正月に帰省した娘が表題の驚くべき話をしてくれました。
娘は4歳から12歳までヤマハ音楽教室の幼児科、ジュニア専科と通ったのですが、ジュニア専科の講師
だった森本友紀先生にピアノ演奏と作曲技法などを習ってました。
幼い娘のグループレッスンや個人レッスンに私も何度も付き添って立ち会ったために、森本先生の際だ
った音楽的才能というものを強く実感していました。
また個人レッスンが終わった後には先生をご自宅まで送り届けたことが何度かあって音楽談義も交わす
ほど親しくさせてもらっていたおかげで先生の音楽的教養の深さをも感じていたのです。
娘が無調性の現代音楽、そしてジャズやロック、ヒップホップの世界にのめりこんでいったのもこの先生
の薫陶のおかげだったと思っています。
レッスンではとっても厳しい先生でしたが、娘は先生を深く尊敬し、その後、30年間、ずっと先生の事跡を
追い続け、途中から開設されたFacebookを読み続けていたのですが、昨年、急にFacebookが閉じられて
いるのに気がついてネットで森本友紀の名前で検索したところ、大阪音楽大学学長に就任したことを知っ
たのでした。
大学の学長という重い立場になったとき、プライベートなことも色々記しているFacebookは閉じざるを得な
かったのでしょうね。
私はかねがね、知己を得た人たちが大きく羽ばたいていくのを何度も見てきましたが今回の、一介の音
楽教室の講師が関西における有名な音楽大学の学長になったという成り行きだけには本当に驚き、感
銘を受けました。