アンティークをこよなく愛する女性  2026.01.28

この女性は私に調律を申し込んでこられたお客様です。
ネット上では”☘️癒しちゃん”と名乗られるので以後はこのネームを使わせてもらいます。
ご自宅を訪問して驚いたのがアンティークのコレクションの膨大なこと。

ご本人の承諾を得てここにそれらのコレクションを紹介します。

その前に☘️癒しちゃんでもう一つ驚いたのが徳富蘇峰の子孫であること。
現代ではその名前を知る人も少なくなってきているかも知れませんが、幕末に生を受け、明治、大正、昭和と言論
活動で活躍した、この人を抜きに明治以降の現代史を語れない偉大なジャーナリストであり、歴史家、作家、論客
です。
彼の著した『近世日本国民史』全100巻のうち、安土桃山時代から江戸時代までの29巻が私の父の蔵書の中にあ
ったので中学生から高校生にかけて私は通読し、特定の箇所については何度も再読したものでした。
無味乾燥な歴史書と違い、著者の熱い想いが文章に表れるような表現に私は魅了されたのだと思います。

若き日の徳富蘇峰
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壮年の徳富蘇峰
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最晩年のときの徳富蘇峰
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『近世日本国民史』全100巻は彼が55歳のときに書き始め、89歳に完成させたのです。
最後の方は口述筆記だとのこと。
89歳だと認知症になっている人も多いというのに、何という精神力と意思の強さでしょうか。
享年は94歳です。
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アンティークをこよなく愛する☘️癒しちゃんの中にこの偉大な祖先の意志の強さとこだわりを感じるものがありました。
彼女のコレクションを紹介する前に彼女から頂戴したメッセージをいくつか紹介したく思います。

そして 私のささやかなアンティークやビンテージの品々に、温かいお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。
リワキーノさんのように、長い時を経てきた物の持つ美しさや奥深さに共感してくださる方がいらっしゃるというのは、
私にとって何よりの喜びです。

アンティークは世間の流行とは少しばかり一線を画するのですが、私はどうも、時代に磨かれ、使い込まれた古物
たちに心惹かれてしまいます。

特に1800年代の物を手にした時のワクワク感はたまりません(笑)
コレクションと呼ぶにはおこがましいほどですが、それぞれが持つ、どこか懐かしく、そして密かな喜びを与えてくれる
存在なんです。
近代の家具と古いアンティークが隣り合うことで単調な空間に奥行きが生まれ、お互いの魅力を引き出し合うかの様子
を見るのが好きです。
まるで異なる時代の文化が対話しているようで楽しい気分になります。


購入した経緯は、かつてビートルズの古物商をしていらした方の子孫から等…私の中で信用のおける数名の方から
購入する事が多いです。


それではそのコレクションを紹介します。
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このグランドピアノはアンティークではありません。東洋ピアノ製造株式会社製。
私が修行したピアノメーカーです。

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壁に架けられたもの。

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この絵は19世紀のものだそうです。

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右端の小さな部屋はスイッチを入れるとランプが灯るのです。

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ミニ祭壇のようですが、ギリシャ正教で使われたものなのでしょうか。

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処せましと並べられたのには目が回りそう。

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これらの一つ一つに☘️癒しちゃんの想いが込められているのでしょうね。

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ご本人はクリスチャンだそうですが、ご先祖の徳富蘇峰もクリスチャンでした。

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ケースの中の楽人たちは次の画像を。

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この棚の磁器類には本当に目を奪われる思いでした。

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シェーンブルン宮殿のハプスブルク家の所蔵品のような錯覚を覚えます。

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どう見ても幼い男の子に女の子、そして幼児。
姉弟なのでしょうか。
見ているだけでほのぼのとしたものを感じます。