9/20 2007掲載

  10/6 改訂版

Zermatt四日目 前編

いよいよ本日、マッターホルンに迫ります!

教会の鐘の音が心地よい、此処Zermattの朝。 いきなり快晴でのスタート、

マッター様、本日もご機嫌麗しいようで・・・・・「いらっしゃい」と手招きしていると思う私は罰当たりもの!?

大好きなこの小路通って

川沿いに進みます。

さて、、、トレッキングとばかり思っていた今回の山行き予定、ハイキングでないことだけは分かっていましたが
第一日目にしてトレッキング、第二日目は何とスイスアルプスの3414M峰に登山と相成りました。

8月の酷暑の山行き特訓のおかげ!?、実に心地よい山の日々でしたが・・・・・今朝ハナパパからの説明によれば

マッターホルン登山者小屋

「ヘルンリヒュッテ到達、、、今日のが此処での集大成となろうや」 ハナパパの決断、胸踊り血騒ぐ山行きです。 

これは珍しい「アラビアン・ホテル」

石油で財成した大富豪が泊まってるかもしれません。 いや「これ買っちゃう、幾ら?」で、模様替えしたと考えるの方が自然?

フューリまで一気

に駆け上り、街が遠く離れてゆきます。

「今日は宜しくお願いします!」

ゴンドラ乗り換え

さらに上の駅、シュヴァルツゼー・パラダイスまで登って行きます。

文明の利器早い!あんなに小さな街。

今回の

行程が一番マッターホルンに接近する事になるとは想像していましたが・・・・・

近いの

なんの、すぐそこのような気がします。 神々しい孤高の山に俄かトレッカーがお近づきになってよろしいのでしょうか?

緊張感維持しつつ

世界の登山家憧れの峰に身を委ねたくなる様な不思議な気分です。

それにしても何という「アルプス晴れ」

動画です。

(WindowsMediaPlayerで見れない方は動画MP4用ファイルインストールしてください)

「夢の

ようやねえ、、、本当に幸せやねえ、俺たち」

よーく見ると小高いところに小屋が!

これです!

ここが今日の目的地、興奮します。

しかし

すぐそこに見えてるとはいえ・・・・・

安々とは

受け入れてくれない気がします。 「修行積んで徳積んで出直せ!」ですか?

誰かが言ってました・・・「井原山の次がマッターホルンというのはちょっと・・・・・」

お気軽

トレッキングでもOKなのかも知れませんが、天候急変の山の怖さ考えると、ホイホイ式ののりの良さだけではいかなものかと思われます。

人間は粒、でもGreat!

ケルン好きなキャプテン・・・

私の石がTopです。

プロの背中には”哀愁”、感じるよなあ。

聖域に入ると十字架。

この地で遭難した多くの登山家の殉教の碑のようです。

そこそこ・・・

ヒュッテに手、届きそうなんですが・・・・・

ここからが難関・・・・・

皆さんここで立ち止まり 「ヒュッテを仰ぎ見るの図」

険しくなる傾斜、しかも昨夜来の冷え込み厳しく、

表面は雪に見えても

その下がカチカチの氷状態、危険この上ない代物らしいのです。

私なんかだったら「問題なかろうもん、登ろう登って考えれば正解やろ?」 でも冷静なワンちゃんに

「もっと慎重にならなきゃ、ワン!」

何度も登っている

という彼曰く 「スノウィーはOK、でもアイシィーはNO・・・・・それが確認できるところまでだと思うよ、今日はネ」

ハナパパの言ってたのと同じ言葉でした。

「よっしゃ、そこまで行こう」

正直状況は

厳しいようです。

Movieで確認!

この地より先、私以外の足跡ありません。

「俺たちの装備では

ここまでやね、残念やけど・・・・・」

"point of the no return" 確認!

この瞬間頂から「天の調べ♪」

「ありがとう!

目的小屋直下100M、、、戻る勇気も要るってこと、又来るたい」

「何て? 又」 「うん、そう又」

状況は?

今度は我々が教える番、皆さん素直にThankYou、、、そう言って下山されます。

そこなんやけどなあ〜、、、往生際の問題です。

しかし、考えてみれば出来すぎの「お・な・は・し」 本当に充実の極み体験させていただきました。

ハナパパの胸中察するに余りあります。

Mountain of Mountains !

下山の途中、感じの良いおばちゃんに撮ってもらいました。 お宝画像、永久保存版です。

引き続き後編をお楽しみください。(クリック!)