くららさんのホームページ

今年の1月、よいよい会HPの伝言板にくららさんの名前でこのような画像入り書き込みが載りました。
くららさんはF. v. K. 、M. v. K. ご夫妻のお嬢さん。可愛らしくユーモラスな絵だな、と思ってました。
さらに翌日、上の画像が掲載されました。本当においしそう!一度も会ったことがないのにくららさんの声が聞こえてくるようでした。
そして、数日後の寒い日にこんな美しい冬の夜の光景が載ったのです。彼女は京都で一人住まい。
で、どうです?この何とも言えぬ可憐でメルヘンティックな春を思わせる画像。私はこれらの画像を私のホームページに掲載したくてたまらなくなり、くららさんの了解を得ようと色々彼女の連絡先を探しているうちに彼女のホームページを見つけ出したのです。
そしてそこで素晴らしい画像を見つけました。

勉強が進まない


ジゼル

新体操

ゼンツアーノの花祭

バレリーナ
くららさんはバレーをやるようです。

そして次の少女の画像2枚
いささか怖い感じが無きにしもあらずですが、何とも言えぬ雰囲気を持っているとは思われませんか。

スーパードルフィー

女の子
「女の子」の画像には「とりあえず、怖いの一言に限ります。目の位置おかしいし。どこ向いてるんだよおい?」とくららさんの添え書きがしてありました。昔、村松英子という女優がおりましたが、その女優の風貌を思い起こしました。

かと思えばこのような画像も描かれるのです。

ピエロ

うさぎちゃん

最後はのんびりと入浴シーンです。

おふろ

で、くららさんのホームページはこの画像の掲載だけではありません。
メインページには彼女の自己紹介の欄や、日記の欄、掲示板などいろいろな枠が表示されているのですが、よく見るとその下に下記のような欄があるのです。

くらら 的漢詩解釈
最近眠れないからこんな詩を訳してみた。
勝手に訳してます。ごめんね阮籍
夜中不能寝 起座弾鳴琴
薄幃鑑名月 清風吹我襟
孤鴻號外野 翔鳥鳴北林
徘徊将何見 憂思獨傷心

若い女性のホームページに漢詩が載っているだけでもびっくりするのに、その詩が普通の人はまず知ることのない阮籍の詩であることに私は仰天しました。
阮籍は漢詩が盛んだった唐の時代よりもはるかに古い、三国志の時代(正確には三国志の魏の後にできた西晋の時代)の詩人であり、「竹林の七賢人」として知られてます。鬱屈した思いを秘めた詩が多く、この詩もそのような類の代表的なもので、私が愛好している詩でもあるのです。
そしてそれに添えられている「くらら的漢詩解釈」を読んで私はのけぞりました。
まあ、読んでやってください。

あああ寝れない寝れない
起き上がってぶつぶつ独り言
遮光カーテンじゃないから街の光が眩しいし外の冷気が伝わってくる
暖房を切った部屋は冷える一方、
首筋が寒い寒い
とおくでおおとりが叫んでいようが
北の林で鳥が鳴きながら
飛びまわっていようが、
あたしははやくねたいのだ・・・
とりあえず暗い部屋の中を
さまようのだけれど、
部屋が狭いもんだから
何かしらぶつかるんだよね。

ああ、一人暮らしの哀しさだわな


元の詩の日本語読みと意味を下に記します。

「詠懐」 阮籍
夜中、寝ぬる能(あたわ)ず、 起座して鳴琴(めいきん)を弾ず。
薄幃(はくい)、名月に鑑(て)り、 清風、我が襟(えり)を吹く。
孤鴻(ここう)外野に號(さけ)び、翔鳥(しょうちょう)、北林に鳴く。
徘徊して将(は)た、何をか見ん、憂思して獨り心を傷ましむ。

この真夜中どうしても眠れない。
身を起こして座し、琴のコトを弾く。
薄いカーテンをすかして明るい月が輝き、
清らかな風が、私の襟もとに吹きよせる。
孤独な鴻(おおとり)は、遠い野末で高く号(な)き、
群がり飛ぶ小鳥たちは、北の林で鳴きさわぐ。
立ちさまよう我が眼に映るものは何か。
憂いに沈みつつ、独り心を痛めるばかりだ。

如何です?
くららさんの解釈訳が如何にこの詩の内容をふまえて見事にパロディ化しているかがよく解りますでしょう?

このくららさんのホームページでは昨年の1月から書き綴られている彼女の日記も閲覧することができます。
多感で感受性豊かな若い女性の天真爛漫な心の動き、読んでいて心がうきうきとしてきます。

くららさんのホームページは下記のURLから
http://www.geocities.co.jp/HiTeens-Penguin/2343/hairiguti.html