右からルーメイさん、佳墨さん、萬凛さん、横田氏改めコルネーノさん
※今回からロンドの会のメンバーは全員ハンドルネームを持とうという私の提案で皆、そ
れぞれハンドルネームを持つようになりました。
10月10日は晴天の特異日として有名なのに、何故か天気は良くなく空は曇天。
途中、八木駅から合流する予定のマリーゴールドさんから携帯にメールが入ります。
「三重県は雨が降っているそう。行き先を長谷寺に変えるかどうか検討して下さい」
とりあえず、八木駅で一度下車してみんなで検討しようということに。
八木駅にはマリーゴールドさん、沙羅双樹(古賀野)さん、あらえびす(藤田)さん、KO-B
UN(堂田)さん、ツル姫さん等の奈良勢がプラットフォームで待ってます。総勢10名。
結局、行けるところまで行ってみようではないか、と言うことに衆議一致し、再び快速急行
に乗り込み(特急通過待ちで長いこと止まってくれてました)一路赤目口へ。
赤目口からは5人乗ればバス代よりも安いと言われ、2台のタクシーに分乗して赤目四十
八滝入り口まで行ったけれど、これは他の人たちにはあまりお勧めできません。
助手席に乗ったマリーゴールドさんも萬凛さんも超スリムな女性なのに相当に窮屈そう。
乗るのだったら4人まで。乗る時間は15分ほどですが。
赤目四十八滝の入り口。土産物店やホテルなどが建っております。
赤目四十八滝についての詳しい解説は
このURLを参照下さい。
不動滝。高さ15メートル。
不動滝を散策コースの高い所から眺めます。
不動滝を上がったところにはこのような穏やかな流れの乙女滝が。
乙女滝の先はこのような大岩がゴロゴロと。大峯の沢を連想させます。
行き過ぎて振り返るとこのように。
やがて美しい佇まいで有名な千手滝のところに来ました。ここには茶屋があり、雨天の中、この
先の方の茶屋だと正午になり、混雑するかも知れないから早めの昼食をここで取ることにしまし
た。お酒とビールを何本かを注文することで茶屋の中に上がってもよいかと訪ねたところ、「どう
ぞどうぞ」と店の主人は言ってくれます。
靴を脱いで茶屋に上がって乾杯!注文したおでんが大変美味。スジ肉のみが1本¥150で他
は¥100。熱燗と一緒に食す美味さは応えられませんでした。お勧めです。
少ししゃがんでと言っただけなのにKO-BUNさんは姿勢を下げすぎですな。
マリーゴールドさんは天気になるよう、てるてる坊主まで作って持ってきてくれたのですが・・・
何を楽しそうに話しているんでしょうね?
向こう側では滝の清澄な美しさに心の高揚したルーメイさんが座ったまま舞踊の世界に入ってい
くようです。
対照的な光景ですね。
あらえびすさんが持参したコンロでみんなに紅茶を作ってくれました。
右端の沙羅双樹さんは「僕は午後5時までのサラリーマン僧侶です」とかつて自己紹介をしたこと
があるのでそれで”サラ僧”と私が名付けたのですが、サラ金僧侶の略と間違えられてもいけない
と思い、沙羅双樹となったのでした。
紅茶ができたころにはルーメイさんも一旦戻ってきたのですが・・・
千手滝の前で舞を始めました。
彼女は清流や美しい滝を見、美しい音楽を耳にすると心が誘発され、このように自然と身体が
反応していくのです。
初参加のツル姫さんは目を真ん丸くして見てました。

千手滝は本来、幾筋もの水流に別れて流れ落ちるので千手という命名がなされたようですが、
今日のように水量が多いとその由来が判りませんね。
千手茶屋の主人夫妻です。親切で感じのよい人たちでした。
千手滝の左岸の遊歩道を上っていきます。谷や川は源流から見て左側を左岸と言います。この
場合、源流に向かっているので右側が左岸になります。
「女性だけでと言ったのにいつのまにかKO-BUN君が入っている!奥さんに言うよ!」
と写真を撮ったあとにカメラマンがほざいてました。
千手滝の上に出て橋を渡って右岸に移ると・・・
布引滝が目の前に見えます。今日は雨天で水量が多いので滝の落ち口付近が横に広がって
ますが、普段は上から下まで同じ幅の一本の布が垂れ下がったような形状だそうです。
水量が多いと本来の滝名の由来が判りにくいのは千手滝と一緒です。
背後はこのような絶壁。あらえびすさんとルーメイさんは何のまじないをやっているのでしょう。
さらに上に登っていくためには左岸に戻らなければなりません。橋の上から後方を見ると・・・
千手滝の落ち口を通して昼食休憩した千手茶屋が見えてます。
左岸の散策路を登っていくと布引谷の上に出ます。
そばから見る落ち口は凄い迫力です。
布引谷の最上段部、龍ヶ壺。もの凄い深さの滝壺となっていて龍が棲んでいると言われているそうです。
さらにロンドの会一行は上流に進んで行きます。
右の画像は下流の方に振り返って写したもの。
再び、右岸に移ります。
有名な観光地の割には人工的造築物が少なく、また手すりや階段も形状や色彩などが目立たないよう
に構築されているので自然の感じが損なわれず、歩いていて気分がいい谷です。
紅葉の季節は最高でしょうね。
ときおり降る小雨で全コースの岩盤は濡れているにもかかわらず滑りにくく、このようにひょいひょいと歩
いて行けるのが大変有り難いです。
みんなが見ている前方の淵の左側の岩盤は・・・
その上から見るとこうなります。水流はここを流れ、遊歩道からは見えないですが、岩盤の左側で滝とな
って落下しているのです。
岸辺ぎりぎりのところを川の流れが・・・
ちょっと奥入瀬の風景を連想しませんか?何と素敵な!と思われた方もいらっしゃるでしょう。
ところが、このあたりは悪臭紛々としたところなのです。
そうです、奥の樹林の中にトイレがあるのです。
う~む・・・手を洗うにはいいけれど、この川の水を飲む気にはなれませんな。
倦むことを知らぬロンドの会は颯爽とさらに奥へと向かいます。
有名な荷担滝(にないのたき)です。
琵琶滝は左岸を巻いて行きます。
そして赤目四十八滝の最奥の滝、岩窟滝のところに到着しました。
ここから先は滝は無いので、ここで引き返す人が多いらしいですが、私たちはさらに奥を目指します。
谷の雰囲気はガラッと変わってのどかなせせらぎという感じです。

途中から水流から離れて山の斜面を登り、バスが走る車道を横切ってさらに山を登って峠を過ぎると
後は香落渓への急な下りとなります。谷を離れてからのコースではちょっとした山登りの気分が味わえ
ました。
香落渓(こおちだに ※かおちだに、ともよむ)への下り。この山越えコースはあまり歩く人はいないと聞
いていたので下のバス停には売店なぞ無いだろうなと思ったらあにはからんや、お店があるのです。
ビールもお酒も売ってます。
やったぁ!!!
リワをはじめ飲み助達の勝ちどきが香落渓にこだましました。(←ちょっとオーバーか)
待つこと15分ほどでバスがやってき、がら空きの車中の最後部あたりに陣取って名張までの45分間、
関西の耶馬渓と言われた香落渓の風景を見ながら酒を飲んだものです。
名張着4時過ぎ。そこから近鉄電車に乗って大和八木に着いたのが午後5時。まるで居酒屋の開店時
間に合わせて計ったような到着時間でした。
駅前の居酒屋に入り、打ち上げです。
初参加の左端のツル姫さんはKO-BUNさんの知人です。実家は西吉野村の大峯山系の山深い奥に
あり、南朝の遺臣の流れという古い家系の出だそうで、娘時代に祖母からくり返し聞かされていた祖先
の武将たちの話しをそのころは上の空に聞いていたのが今頃になってひどく関心を寄せるようになり、
それらのことを調べたがっていることを知ったKO-BUNさんがそう言った方面に詳しい私を紹介してくれ
たことから彼女はこのハイキングにも参加することになったのです。
大阪組は遠い距離を帰るので午後8時半に宴は終了。八木駅で奈良勢と別れます。
楽しい一日でした。
(撮影はマリゴールドさん)
