奇遇の連続 byリワキーノ 2006.09.14
8月7日に家族を伴って大峯に行ったとき尾根上でかつて山登りや山での作業、飲み会を
一緒した山仲間の友人と5年ぶりに出会ったことはホームページにも紹介しました。
それから一ヶ月後の9月10日、奥駈サポートの最終日、吉野金峰神社から蔵王堂まで下っ
てくる奥駈隊一行を先回りして迎えるため、下千本の大駐車場に車を置き、5人のサポート
仲間たちと蔵王堂に向かって歩いておりましたら、向こうの方から二人の若い女性が下って
くるのが視界に入ったのです。スラッとしたスタイルの女性達という認識は持ったのですが、
女性をじろじろ見ることはエチケットに反すると思って私はやや俯き加減で先頭を歩いていたら
「まあ、森脇さん!」とその女性の一人が声を挙げます。
一瞬、仕事上のお客さんかなと思って顔をあげて見ると、何と、アルバトロスクラブ仲間だった
マホさんでした。
外務省の外郭団体に勤務する彼女がインドネシアに赴任する直前に仕事で来阪してきたとき、
大阪で送別会を開いたのですが、それ以来の5年ぶりの再会であり、一瞬抱きしめたくなるよ
うな懐かしさと喜びを感じたものでした。
しかも一緒にいるサポート隊の中のKO-BUNさん、シバタさん、ナカセコさんらはいずれも元
アルバトロスクラブのメンバーで、マホさんとは親しい間柄であり、特にシバタさんなんかはマホ
さんのインドネシア赴任のころと同時期に関西から関東に移転するので送別会のもう一人のゲ
ストでもあったのです。
今回の吉野山での邂逅時、私はデジカメを持っていなかったのでマホさんとシバタさんが写って
いる5年前の送別会のときの写真を掲載いたします。
真ん中でシバタさんとマホさんに手を回しているのがアルバトロスクラブ代表のEさん。
右端にKO-BUNさん、一人おいて今回の奥駈修行秋の峯入りを高木導師に変わって総責任者
となったハナイ奉行の姿が写ってます。
前々夜の行者還トンネル口でシバタさん、ナカセコさんらと野営したとき、マホさんはどうしているの
かな、日本には帰ってきているみたいだけれど、と3人の間で話題になり、6年前のアルバトロスク
ラブの忘年会が終わったあとのクリスマス・イブの日に、彼女の要望で三笠山の頂上まで連れて行
ったこと、などを二人に話したばかりだったのです。
聞けば、仕事で吉野のお寺での研修会に参加しているところに、急な会議が入ったため急遽、
東京に戻る途中だとのこと。
ハナイさんも山彦ぐるーぷのヤマガミさんにも会えるから、もう少し帰るのを遅らせるわけにはいか
ないのか、と言ったのですが、午後6時の京都駅発新幹線に乗らないと会議に間に合わないとか
で残念ながら私たちはそこで別れたのです。
これからも関西に出張で来ますからそのときは事前にお知らせします、という彼女の言葉を私は
楽しみに待つことにしました。一緒にいた女性は同僚だとのこと。
マホさんと出逢った日から二日後の12日。突然、ヤマシロ教授が関西に出張してきました。
12年前に我が家に泊まったときに、たまたまKO-BUNさんも我が家に泊まり、それ以来、KO-BU
Nさんはこの穏やかな学者に魅了され、一度飲み会の席でも再会したのですが、このヤマシロ教授
の出張を聞いて是非、お会いしたいというので橿原市で急遽、我々は会食することとなったのです。
そしてご婦人も居た方が場が華やぐからと突然ではありましたが、橿原市在住のツル姫さんもお誘い
したところ、関係ない私が、と最初はためらわれましたが根が好奇心旺盛なこの女性、慶応大学の
教授ってどんな感じなのだろうと興味津々だったらしく、やってきて下さり、こうして4人での楽しい宴
となったのです。
因みにKO-BUNさんが勧めてくれた「魚心」(TEL:0744-25-6838)というお店は味が大変よろしかっ
たです。大和八木駅で気の利いたお店に入りたいと思われたらここをお勧めいたします。
そして宴も盛り上がったころにお手洗いに行って戻ってきたKO-BUNさんが私をこっそり手招きして
言います。
「珍しい人がいますよ」
私たちがいた場所は他からは隔離されたような囲いがあったのですが、KO-BUNさんに案内される
まま、通路に出て数メートル言った左手の座敷に何とコガノ君がいるのです。某有名寺の僧侶で熊野
修験の一員でもあり、ロンドの会のメンバーでもあります。
彼が婚約し、その準備で今回の奥駈には参加できないことを彼自身から聞かされていたのですが、
まさか、その彼とそのフィアンセとこんなところで会おうとは夢にも思いませんでした。本当に奇遇だと
思いました。
写真を撮らせてもらい、ホームページに紹介してもかまいませんか?とご両人に尋ねたらどちらさんも
快諾してくれたのです。
近いうちに二人は結婚されますが心から祝福したいです。
大峯に関連することで奇遇が3度も立て続けにあったこの夏から初秋でした。