3/20 2003掲載

カナダの旅  Part 3

Part2はここから 
 
12月30日
 
このホテルの朝食にも、やはりクレープ&メープルシロップが用意されていました。しかし
朝からあまり甘いものばかり戴いていると、結構胃にもたれます。
 
10時にホテルを出発。気温は氷点下11度と冷え込んでいます。パン作り名人の友だち
がカナダの小麦粉で作るパンは、とても柔らかく焼きあがり絶品なので、お土産に小麦粉
を買いましょう。ホテルからそう遠くないところに大きなショッピングモールがありましたので
立寄って購入。スーパーマーケットにはテリーヌやパテがいっぱい並んでいて、そんなとこ
ろもフランスっぽいケベック州でした。
 
ケベック・シティに来たときはセント・ローレンス川の北側を走りましたが、帰りは南側を通
りモントリオール近くからニューハンプシャー方面へと向かいました。
セント・ローレンス川の北を通ろうが南を通ろうが、どちらにしても寂しい景色が続きます。
しかし、大都市を離れるとリゾートに適した高原があり、そういうところで気候のよい時期は
のんびり、冬はスキー三昧、いいでしょうねぇ。
 
 
国境到着13:45。ここで免税の手続きをします。
今回オンタリオ州とケベック州を訪れましたが、宿泊料や物品購入で一箇所の合計料金が
50カナダドルを越える領収書を提出することによって、還付金がありました。(カナダの非
居住者なので) こういうのは、なんだか得した気分になりますね。
 
帰路通ったニューハンプシャー州のホワイトマウンテン辺りは、秋には紅葉が美しいところ
ですが今はスキーシーズン。ゲレンデも車窓からちらほら見受けられました。
 
カナダでの食事に不服はありませんでしたが、やはり「和食が食べた〜〜い。お鮨だお鮨
だぁ―」で、夕食は勿論もちろんお鮨やさんへ直行。つつがなく旅行の全工程を終え我が家
へは19:34到着。
4泊5日の東部カナダの旅。1,212マイル(1,939km) 走りました。
 
 
メープルシロップ
 
カナダのケベック州の特産品は、なんといってもメープルシロップでしょう。3月下旬から4月
にかけて”シュガリング”と呼ばれるさとうかえでの樹液取りが行われます。
さとうかえでの樹に小さな穴をあけて、中から流れ出てくる樹液をバケツにためて、それを
煮詰めてシロップを作ります。メープルシロップはホットケーキにかけるだけでなく、お料理に
も、お菓子、パン作りにも・・・・・いろいろ使って楽しみたいものですね。
 
アメリカのバーモント州やニューハンプシャー州もメープルシロップの産地です。見事に紅葉
の美しい地域と重なっているのです。
 
一年を通して樹木を見ていると、日々楽しませてもらっているのを痛切に感じます。
さわやかで柔らか気な若葉のころ、初夏の風にそよぎ、だんだんと色濃くなり、そして赤く黄色
く燃え立ってかさかさと散っていく。冬枯れの時期には樹々の向こう側を透かして見せてくれ、
冷気と共に透明感のある季節。今これを書いている3月19日のレキシントンは、日一日と日が
長くなっていくのを感じさせ、雪も溶け出し・・・・・早春の輝きにみちています。
この自然の美しさがいつまでも続いていくことを願ってやみません。
 
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