7/18 2003掲載

Mitikoレポーター

木曾駒ケ岳、尾瀬の旅   その1
 
7月6日から妹夫婦と私の、いつもの高齢者トリオで車で木曾駒ケ岳、
尾瀬の旅に出かけました。
 
 
10年以上前に見たこの写真の「千畳敷カールと宝剣岳」が忘れられなくて、
期待に胸ふくらませて出かけました。
 
新門司港よりフエリーで翌朝神戸に着き、名神、東名、中央高速道路を
進むうちに空があやしくなり。
 
 
その日が七夕さまでしたので途中のパーキングエリアで
お天気が良くなるように願かけをしました。
 
千畳敷カールのロープウエイ発着所のある駒ケ根市に
着く頃は本降りになり、予定より早く着きましたので
国の名勝に指定されている光前寺にお参りしました。
 
 
光前寺は天台宗の祈願寺ということでまたまた翌日の
お天気についてお願いをしました。
 
 
光前寺は古い歴史を持つ由緒ある寺院で、樹齢数百年の
杉の巨木に囲まれた境内には、本堂はじめ様々な建物が
点在してその静寂な佇まいに胸うたれるものがありました。
 
 
南信州唯一の三重の塔。木立の中に佇むその優美な
姿は素晴らしいものでした。
 
翌日今にも降り出しそうな中、連絡バスでロープウエイ
発着所につく頃は本降りとなり、標高差950mを8分で
登るロープウエイの窓の外はガスも立ち込めて視界0でした。
 
 
2611mの千畳敷駅についても土砂降りで、それに今年は
少雨と低温傾向が続いて雪が解けずアイスバーンの状態で
アイゼンを着けないと危険と聞いていましたので、様子を見ながら
外にでました。
 
 
足元には黒百合の花が咲いていて私は初めてみました。
 
 
雨と寒さにもめげずイワカガミも咲いていました。
 
 
恐る恐る渡った雪渓を振り返った所ですが、次の雪渓は
凍っていて危険なので引き返しました。もう駒ケ岳登山
どころではありません。4、5年前にこの近くでベテランの
登山家がホテルを目前に見ながら雪崩で亡くなったそうです。
 
 
翌朝国民宿舎の前の大沼池から望遠鏡ではありましたが
荒々しい穂先の尖った宝剣岳が見えた時は感激しました。
千畳敷カールのお花畑も見たかったし、駒ケ岳からの南アルプス
も見たかったのですが、一番見たかったのは千畳敷カールで
間近に宝剣岳を見ることでした。妹と来年又挑戦することにしました。
 
 
私の憧れの宝剣岳です。義弟が撮りました。この日
尾瀬に行くため移動する車の中から振り返った時、
駒ケ岳の周辺の山々が雲間から現れてその巨大さに
圧倒されました。

その2に続く・・・

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