12/22 2006掲載

「お正月の松竹梅盆栽造り」 福岡市動植物園にて・・・・・Yoko
 
12月10日の日曜日、福岡市動植物園にて行われた「正月の松竹梅盆栽造り」に
参加してきました。
先月、市政便りに案内が載っていたので申し込んでいたものです。
一緒に暮らしている母を長時間ひとりにすることは極力避けておりますので、私が
講座に参加している間母には美容院でパーマをかけていてもらうことにしました。
 
余裕をもって植物園に向かうつもりが、なかなかそうはいかなくて、焦りながら
動植物園の駐車場へと車を走らせました。この講座の案内に「駐車場は混みますので
公共の交通機関をご利用ください」とあったのですがなぁ〜にそんなに混むものかと
行ってみたら、あ〜らしっかり混んでおりまして満車状態。
結局駐車できたのは、山の上ホテルの駐車場。最悪ここになるようです。駐車料金は
500円。これは多分どこも一緒。
西門から入園するときに、今後も動植物園を利用したいので、年間パスポートに申し
込みました。詳しくは動物園のサイトからのコピー・下記をご覧下さい。
 
年間パスポート発行のお知らせ
   動物サポーター募集中!
 皆様からのご支援を飼料購入等に活用し、動物たちに愛着を持っていただくことを目指した制度です。
 動物サポーターにご登録いただいた方は、登録期間中に無料で福岡市動植物園に入園できる年間パスポートを発行します。

応募資格
動物園を支援していただける方ならどなたでも
サポート資金
個人サポーター 一口 1,000円
西門では仮のカードしか戴けず、正式なカードは当日中に正門のところで交付して
もらうようにとのこと。
ひぇーっ、私には時間がないのに後で正門まで行かなくてはならないのー 困るわん。
 
インターネットで動植物園のマップをチェックしていたものの、着いてみたらさっぱり
わかりませんわ
開始時間は迫っています。西門から入ったところは動物園なので、植物園の矢印を探し
ながら駆ける私。動物園の中は起伏が結構あって、もう心臓がバクバクです。
心臓発作で倒れたらどうしよう・・・?それぐらい苦しかったのです。日頃運動もして
いないので、坂で負荷がかかるとほんとに辛い。
倒れたら運転免許証で身元は判るでしょうが、家には誰もいない訳だし、こういうときの
ためにパパの名刺はいつも持ち歩いていますが、日本にいないしねぇ〜 美容院の方には
植物園に来ていることは伝えていないし母がちゃんと覚えておいてくれれば問題ないけれど
・・・・・携帯電話のアドレスチェックで同じ苗字の人に連絡するのかなぁ、なんてどんどん
考えが膨らんできてしまいました。
母には以前から緊急連絡先を書いたカードを持たせたりしておりましたが、私もこれからは
外出時に持参しなくては、と思った次第です。
 
まぁなんとか会場の「緑の情報館」にぎりぎりで着きました。もう皆さん揃っていらっしゃる
様子で焦りましたわ。
「お好きなところにお座りください」 と云われて座ったら 「そこは材料が置いてありません
から、そちらかあちらへ」 わぁ〜 恥ずかしい。はじめからそういうてぇ〜なぁ〜
早く来るべきでした。 材料の梅や松の枝振りが様々なのですが、私には選ぶ余地はありません
でしたから
 
 
 
では、先生(大宰府にある錦花園の方)のご指導に従って、先ずプラスチックの鉢から梅を
取り出し、表面や底の余分な土をお箸で取り除きます。底は高さの調節のため。
同じように松、笹、南天、ふきたんぽぽも。
そうしたら、梅から鉢に配置して砂をかけて固定していきます。梅の枝ぶりによって鉢の
右側におくか逆に置くか先生に尋ねるとなんでも親切に教えてくださいます。
 
お次は松。そして残りの南天、笹、ふきたんぽぽを植えた後は、表でしっかりと水をかけます。
水を含んだ土は凄い重さになります。どうやって持って帰ろうか・・・不安です。
気を取り直して、次は苔をのせていきます、石も置いて。
石と最後の飾り物の鶴のことなど頭から抜けていましたので、最後になってバランスで悩むことに
なってしまいました。黄金率は・・・龍安寺の石庭も7.5.3 なんて今更考えても遅いのでした。
 
 
 
出来あがった作品、木の配置は皆さん似たり寄ったりなんですが、鶴の配置がそれぞれ
個性があって面白い。二羽の鶴を遠――く離して置いている方、私の以上にくっつけて
置いている方・・・心理学的に考えるとどうなんでしょうか?夫婦関係を表しているの
かしらん?深層心理は・・・私のは妻を優しく見守る夫、てな感じかな! ふふふっ
現在ではふきたんぽぽが伸びて花も咲き、松に届くほどになってしまい、ふきたんぽぽ
の位置が失敗でした。
 
重い。これを抱えて駐車場まで歩くの? もう、ヒャー てなもんですわ。
携帯電話で 「今終わったから迎えに来て」 なんて頼んでいらっしゃる年配の方。
そうでしょう。こんなに重いもの持って帰るのはそりゃたいへんです。でも私はひとりで
やるっきゃないのです。なんだかこういうときに、孤独を感じるわぁ〜
 
持ち帰り用に、ゴミ袋のような大きな袋をくださいましたので、それに入れて運びます。
兎に角、重い!家で計ってみたら6sありました。
これを下げて正門のところまでなんて、とても行けません。一旦車に戻って乗って、それから
正門へ。
しかし、正門前にはちょっと駐車できそうなスペースがなくて・・・駐車場の係りの方に
理由をお話ししましたら、柵を動かして中に止めさせて下さいました。融通の利く方でよかった!
 
年間パスポートには登録番号がふってありますので、動植物園としては一箇所で管理したいので
しょうが、私にとっては、とても不便なやり方でした。
 
出来上がった盆栽は、暖かいところに置いておいたらお正月に梅が咲きますよ、とのこと
でしたのでそのとおりにしておりましたら、もう蕾がふくらんできたものもあり、あまり
早くに咲いてもと今度は寒いところに移動させたり・・・果たして結果は如何に?
これでお正月準備がひとつ済んだ気がする、盆栽造りでした。
 
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