8/16 2008掲載
ミュンヘン散策/住居について_その1....ミュンヘン大好き v. K
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しばらくミュンヘンと南ドイツで過ごしてきました。
昔お世話になった方が病気治療をされたので、その快気祝いに、久しぶりに旧交を温めてきました。
以前から、ミュンヘンにはまた住みたいと思っていましたが、今の私とM. v. K. の現状では当分それは望めそうにありません。
でも、休息を取りにしばらく滞在することなら今後も出来るかもしれません。その場合ホテルではなく、どこに仮の宿を定めるかです。
今回はウィークリー・マンションに滞在しました。
この建物の一室です。どこにでもあるマンションで、家主が個人でウィークリー・マンションにしているようです。
都心をすこし離れ、福岡で例えると平尾−小笹か、藤崎−室見といったところです。
道路に面してパン屋さん。早朝から開いて、香ばしい匂いが漂って来ます。毎朝焼きたてのパンを買ってきました。
その真上、日除けが半分降りているバルコニーと、右隣、窓ガラスが斜めに半開きになっているところが私たちのマンションです。
バルコニーの内側はシンプルだが洒落たリビングルーム。
窓辺には小さな食卓セット。
左に玄関が見えます。右手にバス・トイレ、後方に寝室とキッチン。
可愛らしい寝室。
> 新婚さん用のような素敵なインテリアですね。楽しかったでしょう。いつごろいらしたのですか?
> ミュンヘンは暮らしてみたい落ち着いた街でした。パンと麦酒がめちゃうまでしたね。 (らんらん)
パン、ハム、ソーセージ、麦酒、フランケンのワインもめちゃうまです。
長期滞在を考えるなら、医療についても確認をしなくっちゃ。
キッチン。戸棚、引き出し、冷蔵庫、、、開くたびに感心・感激しました。
ドイツではレンジ、オーヴンは一体となっていて、熱源はほとんど電気です。火力は強いけど、中華鍋が使えないのが難点。
照明が洒落ている。
開けないとそれとは気付かない冷蔵庫。
開けると嬉しいウェルカム・ドリンク。
ビール、アップルジュース、ガス入りとガス無しミネラルウォーター。
引き出しにはナイフやフォークが、ドイツ的に整然と。
上の棚にはワイングラス、シャンパングラス、小タンブラー、コーヒーカップ。
隣の棚には平皿、深皿、小鉢、それにドイツらしく、ビアグラスも。
きれいに拭き上げられ、輝いている。
磨き上げられた鍋。調味料は塩、ヨード入り塩、砂糖、ダイエット用甘味料、オリーブ油、酢、コーヒー、紅茶、ジャムなど。
味噌と醤油はありませんが、醤油は過去数十年少しずつドイツ社会に浸透してきました。この十年は寿司の消費が爆発的に伸びています。
> ところでこのウィークリー・コンドミニアム週払いでおいくら?
> 洗濯機・冷蔵庫・電話・掃除機は込み? ネットの費用は? (Real
Estater@Hakata)
二人で一日 80ユーロ。家族四人なら一日 120ユーロです。退出時清掃代込みです。月極なら1600ユーロ。円安の我々には割高でも、ドイツ人にはリーズナブルな値段か?
短期日ですが、簡単な契約書を交わしました。設備は少しずつ紹介します。
ドイツ人も長い言葉を略するのが好きです。ウィークリー・マンションのドイツ語はフェリエン・ボーヌンク。これはフェボと略します。
私たちのフェボは本当に便利なところにありました。前述パン屋さんの隣は郵便局。増えた荷物はここから次々日本へ発送。ドイツの郵便局は民営化してから、店内で文具店も始めました。これも便利です。郵便局のマークはラッパです。昔、郵便馬車はラッパを吹いて到着を知らせていました。
トラムの停留所は歩いて1分。次の停留所まで歩けば地下鉄、その次の停留所には近郊電車駅が。いずれも乗り換えなしで都心まで行きます。 緑が濃い。
> すぐにお引越ししたいような快適マンションですね。
> このコンドミニアムはどうやって捜されたのですか?
> インターネット?それとも現地の方に頼まれたのですか?
> M.v.Kさんはほんとにドイツがお似合いになります。 (らんらん)
インターネットです。ドイツの旅行社ではフェボは商品の一部ですが、日本の旅行代理店では、ほとんど紹介していないようです。
バルコニーから見ると、50メートルほど先に青地にオレンジ色枠のスーパーの看板が見えます。
これです。ドイツで一番大きいディカウント・ストアです。
この向こうに、花屋があります。その花屋さんから、お世話になった人に花を贈りました。
まずどの花を何本という具合に、花を選びます。しかし選んだ花が、直接相手に届けられるわけではありません。
店員が届け先の住所を聞き、それからインターネットでその通り番地に近い花屋を検索し、そこに電話して、今日の昼頃私の希望する花を送り届けられるかを確認したら、お金を払い、発注書の控えをもらってOKです。
これからスーパーに入って買い物をします。
スーパーの中はありきたりのものです。
冷凍寿司なんかあって、12コ 3.99 ユーロ(約680円 ドイツ在住者には500円的感覚か?)
レジのおばさんは、けっこういい椅子に座っている。
商品はあらかじめベルトコンベアの上に並べておく。
> あっ このベルトコンベア 懐かしいなぁ。 (デュッセルドルフ大好き)
レジを通った商品は自分でカートに入れる。カートは日本の2倍から3倍大きい。
カートは1ユーロコインを入れて、列から外して使う。列に戻して鎖をかければ、コインは戻ってくる。支払いは半分以上の人がクレジットカードでしている。
クレジットカードがスーパーに普及する前は、皆さんよくオイロシェックという小切手を使ってありました。小切手にドライウントツヴァンツィッヒマルクとか長ったらしく書いて、シャラシャラッとサインし、控えのカードを添えて出します。するとレジのおばさんがサインを見較べて確認し、受け取ります。
さて、これもデュッセルドルフにはなかったと思うんだけど、いや、感心しましたね。
全体像が解らず、ノペッとした写真になってしまいましたが、実はこれ、ペットボトル回収機であります。イオンカードやボンラパスカードのようなカードを右の切れ目に差し込み、丸い部分にペットボトルを差し込むと、キュイーンと音を立てて機械の中に吸い込まれ、粉砕される。入れたボトルの数だけカードにポイントがつきます。
この下に洗濯機2台分くらいの胴体部分があって、粉砕されたボトルはそこに貯められ、回収されます。さすが、リサイクルの先進国です。