2/28 2006掲載
〜早春の丹後半島を訪ねて〜その1
by 手打ち庵
荒川静香選手が金メダルに輝いたその朝、新大阪駅に集合して、新春丹後半島・蟹ツアーに行ってきました。
さすサラさんの手には荒川嬢金メダルの号外、一方、皆の顔は旅の期待で輝いています。
新大阪から車で2時間あまり、中国自動車道、舞鶴自動車道、京都縦貫道をとおり、到着したのは日本三景
の一つ、天橋立です。回転橋の上でパチリ。
天橋立はこのようになっています。砂州の全長は3.6km。だれか「大濠公園の中道みたいやねー」と言ってい
ましたが、とてもとてもそんな規模ではありません。歩けば往復2時間はかかるでしょう。
とりあえず、途中の砂浜で美女三人がハイ、ポーズ。桜の時期にはちと早いが姥桜といってはいけません。
江戸初期に林春斎によって定められた「日本三景の碑」です。
昼もとうに過ぎ、腹も減りました。向かったところは、海岸沿いの蕎麦屋。
結構旨い手打ち蕎麦を出すらしいとインターネットで調べて行ったところ、正解。山形産のそば粉を石臼で自
家製粉、十割手打ち蕎麦でした。しかし、ここは夕食の蟹のために腹八分、いや腹五分で我慢です。
食事の後は、笠松公園にケーブルカーで上がり、天橋立の全景を見ます。
そしてやっぱりここでは股覗き。女性陣も当然挑戦ですが、はしたないので写真は非公開
このように見えます。
続いて向かったのは、舟屋で有名な伊根町。ここ伊根湾には二百数十軒の舟屋が伊根湾を取り囲むように軒を
連ねています。
舟屋というのはこのように、一階が舟のガレージ、二階が部屋になっています。大きな舟は外に繋留してあり
ますが、小舟は一階のガレージから直接出入りします。
母屋は屋根の向きが舟屋と直角になっている後ろの建物で、母屋と舟屋の間には道路があります。
と、ガイドのおばさん(加藤さん)が説明。
昔は鯨漁でにぎわった伊根湾、今はこのように鯛やはまちの養殖生簀があちこちにあります。
ここはガイドの加藤さんのお宅の舟屋。このお宅で舟屋の中を見せてもらいました。船外機をつけた舟がここ
から出入りします。
干したスルメの下でなにやらうれしそうなりんりん。
ガイドの加藤さんも交えて記念撮影。
ここから見る伊根湾はまるで池のようです。
そして、加藤さんのご主人。
この伊根で4代目とか、出身は大分ということで、舟の名は「豊後丸」です。
以外に整然とした伊根の町並みです。
そして、家々の蔵には、鏝絵(こてえ)、このお宅の鏝絵が最も美しいということです。
こちらは「宝」一字。
ここは、映画「釣り馬鹿日記」の撮影が行われた民宿。
裏に回ってみると、まさに映画の舞台そのもの。
今にも浜ちゃんとスーさんが出てきそうな雰囲気です。
そして、その隣は、これまたNHKテレビドラマ「えーにょぼ」の舞台となった民宿です。
なぜかほっとするような伊根町の散策も終わり、夕暮れ近くなりました。丹後半島の美しい海岸を見ながら、
今宵の宿、間人(たいざ)に向かいます。
もちろん「幻の間人蟹」が待っています。
続く・・・