9/16 2008掲載
スコットランド・イングランド紀行 ―その1− 手打ち庵
イギリスを車で旅をしようと思い立ったのは、元竹中工務店に勤めておられた山口信吾さんという方の書かれた
「定年後はイギリスでリンクスゴルフを愉しもう」という本を読んだのがきっかけでした。
しかしながら、リンクスゴルフは将来の愉しみにとっておくことにして、まずは夫婦二人のスコットランド&
イングランドの旅を楽しむことにしました。
今年で廃止になるという関空発ロンドン行きのJALで出発です。
機内では、最新版のインディージョーンズ「クリスタル・スカル」を見ながら、12時間の空の旅です。
ロンドンでエディンバラ行きのブリティッシュ・ミッドランド航空(BMI)に乗り継ぎます。
BMIも加盟しているスターアライアンスのラウンジで時間待ち。
夕刻、エディンバラに到着、タクシーでホテルに入り、外を見ると窓からは北海につながるフォース湾を望むこ
とが出来ます。
翌日は、エディンバラ市内の観光です。エディンバラはスコットランドの首都とはいえ、比較的小さな町ですので、
主な観光スポットがある旧市街は徒歩で観光することが可能です。THさんも晩秋の様子をレポートされていました。
まずはホテルの前で・・・ここは、エディンバラ旧市街の北東に位置するロイヤルテラスです。向こうに見える塔
は名も無い教会。
まずは、ホテルの裏手にあるカールトン・ヒルに登ります。ここにはネルソン記念塔とギリシャ神殿風のナポレオン
戦争戦没者記念建造物があります。パルテノンを模して作られたそうですが、資金難で未完とのこと。
丘から見える旧市街とエディンバラ城
こちらは、ホーリルード宮殿。12世紀に修道院として建立されて後、スコットランドの宮殿となって、メアリー女王
の悲劇の舞台となり、現在は英国王室のスコットランドにおける公邸として使われています。
こちらは北の方向で新市街、町の向こうにはフォース湾が見えます。
丘を降りて、旧市街に入ると、エディンバラNo.1のバルモラルホテルがあります。
これは、ワーテルローの戦いで有名なウェリントン像
バルモラルホテルの前です。 THさん親子はここに泊まられました。 高かったろなー
ホテルの前の通りを過ぎると文豪スコットの記念塔です。ゴシック様式です。
スコットランドの正装をしてバグパイプの演奏をする大道芸人
塔の下には、リビングストンの像がありました。
夏の終わりとはいえまだ美しい花が咲いています。
こちらはアジサイ
丘の上のエディンバラ城に続く、建物
そしてエディンバラ城
スコッチウィスキー・ヘリテージセンターとトロン教会
エディンバラ城 大手前広場です。
8月一杯エディンバラ・フェスティヴァルが開催されていたということで、この広場には観覧席が設けられていました。
門前の衛兵用の小屋です
城はこのように岩の上に直接建てられています。
そして、テラスには大砲がずらりと・・・
音楽を聴いているのではありません。 オーディオガイドです。 もちろん日本語
イギリスの主な観光スポットでは全てこのように日本語の詳しいオーディオガイドを聞くことが出来ますので、ツアー
ガイドは必要ありません。
ここは城内にある犬の墓地、いわゆるポチのボチ。 戦場で友となった勇敢な犬達が葬られています。
城から見る市街地、大砲はこちらを向いています。
このとてつもなくでかい大砲はモンズ・メグといって1457年に作られたものとか。
砲弾はこれ、この砲弾を2.4km飛ばしたが、1681年に撃ったときに破裂してその後使えなくなったということです。
城内の大広間では、騎士が説明をしていました。
武器の展示も
この紋章、プジョーか?。
城を出て、東に向うと、ロイヤル・マイルといわれる通りがあります。
右手にはセント・ジェイルズ大聖堂
道の両側はタータンチェックのスーツの店やら、 スコッチウイスキーの店が並んでいます。
これは画廊
本屋さん
世界のスターバックスも様になっています。
クリスマス用品店
そして、ロイヤル・マイルの終点には、先ほどカールトン・ヒルから見たホーリルード宮殿があります。
この時期、エリザベス女王はおいでにならないので、見学可能です。
ただし、写真はこの中庭まで・・・
中でエリザベス女王が叙勲のためにナイト達を謁見する部屋や、ダイニングルームを見ることが出来ます。
もちろん、メアリー女王悲劇の間も見ることができます。
そして、宮殿の庭園です。
宮殿の横には最初に12世紀に最初に建造されたホーリルード修道院が一部朽ち果てた形で残っています。
これで、初日のエディンバラ観光は終わり、翌日からいよいよブリテン島南下のドライブが始まります。