12/5 2001掲載
大江戸珍道中記
ウイルスじゃ・血液型じゃ・紅葉じゃ・・・で盛り上がるうち気が付けばもう師走。
今年の12月は快晴のもとに始まりました。
ホレ、ご覧のとおり
大阪関空の上空 | |
左に南アルプス右に富士 |
多少ガスっていますが1時間20分のフライトの間、日本列島は鮮明だった。
羽田でトヨタのエスティマを借りて約束の地カナン!?ではなく八重洲口に向かう。
事前打ち合わせの午前10時過ぎには奈良の手討ち人・大阪のリワキーノ・名古屋のウッチャン
ピシャッと勢揃い、気持ちよい大江戸珍道中のスタートとなる。
気がかりなのはただ一つ雅子様のご様子、私が「今日中に女のお子様を出産するよ」って云えば
リワキーノ「報道の具合からして男のお子さんですよ」だと。
何はともあれ車をスタートさせ呉服橋を左折、突き当たりの大手町信号の向こうが宮内庁病院
そちらの方向へ全員で安産を祈念する。
二重橋前・桜田門/半蔵門前界隈は報道関係の人や車でいっぱい、国民の関心の高さを窺い知る。
車窓に広がるパノラマにリワさんの眼は興味津々、では都内観光も兼ねてとふくおか会館・英国大
使館に千鳥ケ淵のフェアモントホテル前経由で最初の目的地靖国神社に到着。
あーなんと清清しい、いつ来ても心洗われる思いのするここ九段坂。靖国に祭られし神々の加護無く
して正しい日本の将来はありえないというのに共同墓地構想だって!勘弁してほしいものだ。
時計を見ると11時過ぎ、現実に戻らせてもらってお昼のことが気になってくる頃だ。
何せ1泊2日の珍道中、ツアーコンダクターとしては駄食は避け皆を納得させる処へ案内せねばならない。
TVでよくやってる<ラーメン特集>は通常顧客の人気ランキングを重視しているが、ではラーメン屋さんの
親父が選ぶ都内のラーメン店ナンバーワンはといえばやはり老舗の・・・・・
この店だった。
伊丹十三の<タンポポ>の舞台となったここでは、ラーメンといったら怒られそうなので中華蕎麦と発する。
通常12時頃は長蛇の列で並ぶのも考えてしまうが今日はまだまだ11時半、楽勝だろうと思ったら
こんな風 |
あたりを和風の香りがほのかに包み、食欲が一気に表面化する。
ややあって | |
待ちに待った入店 |
今日の皆さんのオーダーは
大盛りチャーシュー麺
あの映画では確か・・・・「直ちにチャーシューを麺に潜らせてから。。。」なーんて余裕も無く
ガツガツ食いはじめる。自家製麺のシコシコプリプリ感がたまらない上、和風出汁の上品な
スープと相まって見事なドラマの演出だ。
これを博多のラーメン通に食べさせてあげたらきっと、食全体に対する考えが変わると思う。
食後今日の宿、虎ノ門のホテルオークラに到着
ティールームでコーヒーブレイク 伝言板チェックを欠かさない |
サウスウィング10階の部屋に通されて
下に米国大使館 これで 幾たびも車のトランクチェックを受けた |
|
「なかなかいい景色だね」 | |
「嫁さんにいわれたんですわー いいホテル、すみずみまでよーく見てくるように」 |
ここで雅子様に内親王誕生のニュースを知る。
皆の喜びは大変なもので、より一層心も晴れ晴れとする。
そういえば今春のリワキーノ企画吉野ツアーの宿舎<奈良ホテル>で知ったのは
御懐妊のニュース、旧友と高級ホテルの組み合わせは幸せを呼ぶ象徴か。
これより後、東京よいよい会忘年会に出掛けます。
リワキーノ、倅のレンタルスーツに着替えていざ出陣 今回大活躍の名馬エスティマと共に |
再び部屋に戻ったのは深夜。
これが始まった |
迄しか記憶にありません・・・・・Zzzzzz
明けて2日
ホテル玄関前
今日も快晴、昨夜頑張った幹事さん安田修之助も同宿
2日目のスタートです |
ここで携帯に「途中で拾ってね」との仰せ、神楽坂へと出発。
女王様ピックアップの後<はとバスツアー>再開となり、がら空きの首都高速ドライブをスタート
日本橋・レインボーブリッジ・お台場・湾岸線・中央環状線と走り、四つ木で降りることにする。
高速行程約30KM、これが¥700では申し訳ない。続けて水戸街道を突っ走り、着いたところは
みなさん今回がはじめてとのこと |
お参りの前に
食うとバチあたるぞ!
それにしても美味そうにお召し上がられますなー。
寅さんに出てくる鐘楼 | |
御前さま!? |
それにしてもここ題経寺の彫刻は必見、見事なものである。
ところで由紀子嬢はいずこへ?
矢切の渡しをバックに なかなかいい御写りではありませんこと |
えーい!
もう一枚おまけだ |
ここで記念写真を
寅さん記念館
帰りに帝釈天参道一押しの
佃煮の「丸仁」でお土産を購入 |
今回の珍道中最大のイベント会場の新宿副都心へと向かいます。
リワキーノ、相も変わらず車窓の風景を撮るのに余念がないので
後続車に注意しながらスピードダウンにスピードアップで走行。
このまま会場入りしては負け戦となりそうなので都庁近辺にてお散歩。
お腹が空いたところで勇躍、会場入りとなる。
ここは新宿ヒルトンホテル2階にある中華料理の
忘年会参加を決めると同時に予約しておいた豪華中華膳。
システムはバイキング、他所の食い放題を想像してもらったら大違い。
「本当に何でもいいと?」 あくまでもお上品にメニューから お好きなだけ幾らでもオーダーできる |
但し11時半からの2時間だけ、お次は1時半の客のために空けねばなりません。
では本日のチョイスを・・・写りの悪いのは腕のせい、御免。
もう良かろうもんここら辺りで・・・・・・との声が聞こえますが
そうはゆかないこのメンバー
リワキーノがどうしてもとオーダーの 蛙のスパイス和え |
|
時価 伊勢海老のXO醤仕上げ |
|
其の詳細 | |
最後は 上海風ソース焼きそば |
「デザートはいかがなさいますか?」
揚げバナナにフルーツ入り杏仁豆腐、ちなみに通常この2品で¥3000
皆さん異口同音に「いやー、食ったなー腹いっぱい!」
「なかなかここまでお召し上がる方はおられません」と係りの女性。
一年に一度くらいは許される豪華絢爛中華膳、コストパフォーマンスでは最上クラス。
うっちゃんは名古屋に戻るとの事で新宿駅でお別れし
由紀子嬢のラストオーダーで駒場へと向かいました。
これにて珍道中はお終い・・・・・の筈だったが
またまた誰かさんのオーダーが出て
「美味しいアイスクリームが食べたい」
ハイハイ女王様、仰せのとおりいたします。
あの膳の直後、コンビニのじゃ雰囲気ぶち壊し・・・・・
で向かったのが西麻布。
バニラアイスではちとうるさい「ホブソン」は如何なものか?
修之助に買いに行ってもらっている間、屋敷町をうろうろすると
あった!
このあたりのギャグがお分かりの方は相当のHP通と推察いたします。
いよいよ珍道中も終わりです。
中華蕎麦も豪華中華膳も美味しかった。
しかし、それよりなにより美味かったのは友との行動・友との語らい。
思い出いっぱい脳裏に焼き付けて
家路につける幸せをこれほど感じたことはありません。
ではまたお会いしましょう!