7/9 2008掲載

念願叶って・・・緊急速報!   8/18改訂版

さて、早朝、、、いつも通りの早起きです。

部屋のベランダからのお山、、、午前4時半です。

朝焼けのMatterhornは写真家の絶好の対象なのでしょうか

この後、多くの方々カメラ片手にぶら下げて、われ等のホテル前を昇って行かれます。

「我々も急ごう、、、善はなんとかやけん」

で、朝一のゴンドラに乗ったは良いけど・・・・・

雲行き怪しく

着いた処のエリア名 ”シュワルツジー・パラダイス” とは名ばかりの様子。

到着駅の前で・・・・・「日の丸がありますよ」

「こんな日もありますよね、全部丸やったら良過ぎって叱られそう」 

「何を云いようとね、、、流れからして絶対大丈夫、高度稼げば霧も晴れるって」

しかし

ケルン造りにもいまいち、いつものパワー、感じられませんよね。

しか〜し、3000M越えてなお、我々にエール送ってくれるお花さん。 アリガトウ! 「見通しが明るくなってきたろうが・・・・・」

「わお、重かあ!?」

「明るいです!」

昨年はもっとツララ状態でした。

「これ見て!」

「可憐な花達やねえ」

ジャーン! もしかして天界は・・・・・思った通りの具合になって来ました。

ホレ!

実に嬉しそうな二人・・・・・先が楽しみになって来ました。

ワンちゃん

「もうちょっとで山もくっきりだよ」

Vogaちゃんの云う通り、五分後のベスト・ショットは素晴らしいもの!

こちらも有名な山々の豪華な眺めです。 右からブライトホルン山群4164M、リスカム4527M、真ん中の山はモンテローザ4634M、スイス最高峰です。

前回引き帰した The point of the no return も無事通過、さらに高度上げます。

我々の登山路の右手にも壮大な4000Mオーバーの峰々の豪華勢ぞろい。 巨大氷河の末端が見て取れます。

眼下にZermattの街、その谷の向こうも4000M級山々多々であります。

もしもこれらの山々が、此の地以外に在ったらば、さぞかし有名になっていた事でしょう。

それほどまでに孤高の山、マッターホルンの気高く雄雄しい姿は太古の昔から、人々の心掴んで離さなかったのでしょう。

歩を先に進めます。

やがて、、、念願の山小屋、ヘルンリヒュッテも確認!

 「よう来たなあ、、、此処まで。ハナパパに報告・報告」 スイス・アルプスは携帯天国 「そこの岩は崩れ易いけん、注意しやい」 「ハイ判った!」

更に登って来ると、いよいよお山の全容が掴めます。 

この写真は御なじみ、Zermattの街からのそれとは違う、多少南側からのものとなります。

絵葉書ではアリマセン。 私のデジカメ画像、、、黒川の温泉に浸した分!?スムーズに動作しております。

「神のご加護やねえ」

今回のスイスアルプス訪問の一番の願い、それは昨年果たせなかったマッターホルン登山者の小屋 「ヘルンリヒュッテ」までの到達・・・

コレ抜きには語れないと思っていましたが・・・・・その時が到来しました。

3260Mです。

「乾杯!!!」

今回、来スイス出来なかったハナパパに何か記念の品探してましたが・・・・・この山荘限定の品が飾ってありました。

「済みません、在庫切れしてて」 

「ならその展示品頂戴」 「ダンケ!」

晴れた空、そよぐ風、、、此処で満足する二人ではありません。

そこから更に上を目指します。 この先は禁断!?の、アルピニスト・ルートです。

右手の断崖には厚い堆雪が・・・

Matterhornの彼の有名な南壁の付け根の限界まで試そうと、血気盛んな還暦オッサン。 

新雪踏んだ跡が全く無いという事は、、、我々が本日第一号のアルピニスト!? 凄すぎです。

「よーし、あの突き当りまで行こうかね」

そして遂に、、、遂に・・・

 

南壁直下!!! あのホルン形状の岩まで到達させてもらいました。 彼のウィンパーも、足繁く通ったこのエリア、平常心ではいられません、時の流れが止まります。

震えています、感動で・・・・・

上見たら・・・・・

ウィンパー像でしょうか忠霊像でしょうか、鎮座してはります。 その横からはロック・クライミングの岩場・・・・・the way to Matterhorn peak.

とても我々俄か登山者が近づいてよろしい世界とは違います。

頂はそこやけど・・・・・

でも、今回は此処まで!

「超気持ちいい!?」

何度も何度も振り返り、、、

 

アリガトウ!

足元には・・・・・何っちゅう美しいお花さんのブーケ!

「いやあ、もう、、適当な言葉見つかりません」

速報終わります。

続く・・・・・