7/19 2008掲載

究極の神殿パンテオン!・・・緊急速報!

永遠の都ROMAを去る前に、あと一箇所だけ尋ねてきました。 随分前の事、小春ママと訪れ感銘深かった処なのです。

そうです、あのパンテオン・・・・・世界のほとんどの神殿や寺院が特定の神を本尊としているのに対して、多数の神々を ひとつの神殿で祀ろうというのです。

ローマ皇帝 アウグストゥスの腹心アグリッパは、紀元前 25年に ローマにパンテオンを建立したが、後に落雷によって炎上、これを同地に再建したのが
皇帝ハドリアヌスである。 それは紀元後 125年の頃、今から 1900年も昔のことである。 とありますが・・・・・この建築的偉業には私心底惚れ込んでいるのです。

アグリッパの文字が記されています。

此のドームの穴の存在は、入る人の気持ちを圧迫感から開放させる意味もあるのか?

彼のミケランジェロ・ブオナロッティをして「完璧!」と言わしめたドーム、後の彼の偉業サン・ピエトロのドームに与えた影響は底知れぬものであったでしょう。

そしてこのドームの規模は 1300年後のルネサンス時代に フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂ができるまで、世界最大のドームでありました。

ラファエロ・サンチェも

イタリアを統一したビットリオ・エマニュエル2世も此処に埋葬されています。

世界中の善男善女が訪れる此のパンテオン、入場料は徴収しませんので献金してまいりました。

約20世紀を耐え抜いて尚、充分強固な建築物・・・・・二度目の訪問でしたが、受ける魔力は前回のそれを上回るほどのもの。

左回りに一周させてもらいましょう。

この壁のレンガの積み方一つからして、他のものとは違うテクニックなのでしょう。

2000年後の私どもに、現物でもって迫るもの、、、時間とはいったい何なのでしょうか?

有難うございました。

もう何も心残りはありません・・・・・ローマから飛び立ちます。

続く・・・・・