花冷えの常照皇寺  2015.04.08

娘のように愛おしく思っている女性が妊娠しました。
子供をすごく欲しがっていたにもかかわらず、医者から妊娠の可能性は限りなく少な
いと言われてきたことに私は深く心を痛めていたのですが、その彼女が3月末に医師
から受胎を告げられたのです。
その知らせを受けたとき、私がどんなに歓喜し、祝い酒を重ねたことでしょうか。
4月4日の二度目の検診で胎児の心音を聞かされた時、彼女は涙を流して感動にふけ
たとのこと。

胎内の新しい生命が健やかに育ち、無事安産を迎えられるよう祈願のために私は4月
8日、常照皇寺に行ってきました。
常照皇寺の境内に隣接する山国御陵に祀られる光厳院さま(北朝初代の天皇)は日本
の皇統125代の中でも私の一番敬愛する天皇であり、私は何か切実な願い事が生じた
とき、いつもこの常照皇寺の側に眠られる光厳院様にすがりつきに行くのです。


寝屋川を出発するときは雨天でしたが、2時間後に常照皇寺に着いた時は雨はやんで
おり、私は傘をさすこともなく、光厳院様の御陵で祈願することができました。
ペリリュー島に慰霊の旅にお出かけになられる天皇・皇后両陛下の道中の安全をも祈
願しました。


何度も訪れた常照皇寺ですが、有名な枝垂れ桜は今回初めて満開のときに見ることが
できました。F子さんのおめでたを祝福するかのようでした。




ただ、野生の枝垂れ桜は花が小さく、改良された品種にくらべ、ボリューム感は乏しい
ですが、目立たぬよう生きてこられた光厳院様のイメージにぴったりのたたずまいのよ
うに思いました。





気温は3度。花冷えの常照皇寺でした。
光厳院様にについては下記のページを参照ください。

光厳院のこと