失われたと思っていた写真が戻ってきました。     2019.08.22
今上陛下が皇太子だったころに大峯山中で私が撮った写真です。

画像をクリックすると拡大されます。

平成2年に当時、皇太子だった今上陛下が大峯の奥駈道を縦走されたときに、同行した
報道陣には禁じられた峯中での撮影を私が一般民間人ゆえに許可された写真です。
このときの記録を「大峯で皇太子殿下にお会いするの記」として手記にまとめ、この写真
を添付して親族、友人たちに送ったのですが、数年もたたないうちに肝心の写真とネガ
は私の不注意で行方不明となり、以来、私はこの写真を見ることはできなかったのです。

ところが今年の7月1日に一本の電話をもらったのです。
電話の主は皇太子殿下との出会いで一緒した老山伏、実生守氏のご子息、実生正行さ
んでした。
住居を移転する際に亡父の遺品を整理していたときに、私の手記を簡略化した記事が
掲載された南紀州新聞を見つけ、それを読んで感動して私に連絡を取りたく、「ピアノ調
律師 森脇久雄」のキーワードでネット検索したら私のホームページにたどり着いたとのこと。

写真の存在を確かめたところ、亡父がA3プリント紙に拡大したものが残っているとのこと。
欣喜雀躍した私は7月6日に実生さん宅を訪れ、正行さんのご厚意で貴重なA3の写真を
頂戴したのです。

19年ぶりに会う実生正行さんご夫妻はイメージが全然変わっておらず、亡きお父上と同
じくまっとうな人生を送ってこられたのだな、と推察されました。
(お二人の了解を得て、画像を掲載しております)


実生守氏が保存していた南紀州新聞のコピーは私が送ったものですが、肝心のその原本は
私宅で行方不明となっております。
整理整頓ができない私の業ゆえの紛失です。
左から実生守氏、毎日放送のカメラマン、私、林谷諦心氏。


私の手記「大峯で皇太子殿下にお会いするの記」は下記のページで見られます。
http://hmpiano.net/koharu/shuyu/moriwaki/myself/bunsho/prince.htm