福田莉々歌さんの初めてのリサイタル 主催 阪神電気鉄道株式会社 2023.03.23
今までに何度も私のホームページで紹介している莉々歌さんのリサイタルに行ってきました。
会場はROKKO森の音ミュージアム森の音ホール。
六甲山の尾根の上にあるのです。
パンフレットに記されていた主催者の阪神電鉄・ほっとはんしんプロジェクトの企画「阪神グループで何とかなりそうな夢募集」の記事です。
ツイッターや郵送による500件を越える”実現したい夢”の応募の中で、莉々歌さんが大賞を取ったのです。
画像をクリックすると拡大されます。
3月23日、JR六甲道駅から送迎バスで森の音ミュージアムに向かいます。
駅からバス亭まで行くときに一緒に歩いた若い女性に「莉々歌さんのお友達ですか?」と尋ねると従姉妹だとのこと。
私が莉々歌さん親子のことをよく知っているのに驚いてましたが、丁寧な言葉遣いの上品なお嬢さんでした。
霧雨のような天気の中、六甲山へのドライブは尾根近くになるとカーブの連続。
霧も発生し、運転手さんも神経を使ったことでしょうが、実にスムースでなめらかなハンドルさばきには感心しました。
森の音ミュージアムを訪れるのは初めてですが、雨天の中でもその素晴らしい環境と建物の雰囲気の良さはよく解りました。
駐車場からの本館までの風景です。
キャンプもできることを知らせるために設営されているのでしょうか。
本館の中です。
正面が森の音ホールです。
対面にはレストランが。この日は休みでしたが、観客への水分補給の用意がされていました。
私の姿を見つけられたのか、莉々歌さんのお母様のユカさんがやってこられました。
莉々歌さんがメニューイン・アカデミーの特別講習のオーディションに合格し、6日間の講習を受けるためにユカさん、
莉々歌さん親子はスイスに出かけて行ったのですが、何と、ユカさんはコロナ感染。
莉々歌さんが帰国したあとも一人、スイスに残らざるを得なかったのです。
この森の音コンサートに間に合うよう、領事館への依頼など、あらゆる努力を尽くしてやっと帰国したのはリサイタルの3日前でした。
不屈の精神力をもった素晴らしいご婦人です。
お母様の後ろに並ぶのはアナログ式の自動演奏ピアノと各種のオルゴール類で森の音ミュージアムは別名「オルゴール博物館」とも言われます。
それらの画像は下記からご覧ください。
「オルゴール博物館」
ホールの中です。
写っているのは先述の莉々歌さんの従姉妹さんです。
莉々歌さんとピアノ伴奏の林典子さん ※スキャナの読み込みがうまくいかず、画像が読みにくいと思います。
莉々歌さんの演奏姿。
初めてのリサイタル、しかも中学3年生のものとはとても思えぬほどの落ち着いた演奏で、微塵も乱れの無い演奏でした。
莉々歌さんの演奏は下記のYou Tube動画でご覧ください。
ハイライト版
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第5番「春」
J.Sバッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番「サラバンドとジーグ」
イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番 「バラード」
サン・サーンス 序奏とロンドカプリチオーソ
クライスラー 中国の太鼓
終演後、出席者全員で記念撮影
退出する皆さんを莉々歌さんが記念品を渡しながら送ります。
バスの乗車を待つときにスタッフの方が撮ってくれた写真。
私の隣の二人のお嬢さんは莉々歌さんと同じ相愛学園の同級生だそうで、どちらもピアノ科専攻とのこと。
右側のお嬢さんは莉々歌さんのピアノ伴奏もしたことがあるそうです。
莉々歌さんの従姉妹さんもそうですが、まだ10代の若いお嬢さんたちの気品のあることに私は感銘を受けました。
駐車場に向かうとき、霧が立ちこめる中を灯籠の光が照らすのが何とも幻想的でした。
翌日の神戸新聞に莉々歌さんのリサイタルの記事が載りました。
莉々歌さんの今後の活躍に大いなる期待を抱いております。