私の病歴です。

18歳 
足の太腿の表面が腫れ、肉の内部が膿んでいたため、十字状に切開して膿みの
芯を取り出す手術を2回受ける。その傷跡は今もケロイド状で残っている。

18歳から25歳
尿道炎に悩まされる。医師の処方する薬で全然治らないのが、知り合った家内
がお茶の水クリニックという食事療法を重視する病院を紹介してくれたことか
らそこに行って処方された色んな種類の漢方薬草を煎じたのを飲み続けたらい
つのまにかに治癒し、再発はしていない。

29歳
十二指腸潰瘍が破裂して腹膜炎を起こし、救急車で運ばれて胃の3分の2を取る
手術を受ける。このときに経験した腹膜炎の激痛は経験したことのないもの
で、以後、私はこの激痛の中で死にたくはないという思いに駆られてペインク
リニックに強い関心を持ち、多くの本を読む。そのため、そこらの医者よりは
鎮痛医療、末期医療に詳しくなった。
その当時、WHO方式のモルヒネの使い方を知らない医者が私の周囲にいた。

30代後半ばから47歳まで
肺気胸(肺胞に穴があく症状)を定期的に発症する。痛みをともなうが我慢で
きないものではなく、いつも安静にしてやり過ごす。
47歳で独立してからはまったく発症しなくなった。組織にいるときのストレス
がまったく無くなったためと思われ、肺気胸は精神的なものが影響するのでは
と思った。

60歳から70代半ばにかけて
デュプイトラン拘縮という奇病が右手に1回、左手に4回発症し、その都度、手
のひらを切開する手術を受ける。

64歳
心房細動カテーテル手術
家内が見つけて来た名医のおかげで心臓の手術で局部麻酔なのに今まで受けた
手術で一番楽だった。14年経った今も再発していない。
http://hmpiano.net/riwakino/2010year/10.09.18catheter/newpage1.html

65歳
たまたま受けたMRI検査で偶然見つかった副鼻腔腫瘍の除去手術をする。
良性なのだが、放っておくと悪性化しやすい部位とのこと。
局部麻酔なので痛くは無いのだが、目の真下で鼻骨に穴をあけるドリルの音に
何とも言えぬ恐怖感を感じ、術後のガーゼ交換がものすごく痛いのでこの手術
だけは二度としたくないと思った。

70歳
頸椎の脊柱管狭窄症手術
全身麻酔で痛みも何も感じなかったが、体調が元にもどるのに時間を要し、年
取っての全身麻酔は身体にかなり負担をかけることを実感した。

以上、長々と記させてもらいましたが、この病歴があるから、私は病気に慣れ
てしまって少々の病気、検査、痛みには動じないということでして、別に精神
が強いわけではないことをお伝えしたかったのです。