古楽器によるテレマン特集のコンサート  2026.01.10

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表題のコンサートに行ってきました。
バロックフルート、バロックオーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロによるテレマンの作品のみの演奏会です。
バロックフルートの永野伶実さんとソプラノ歌手の永野歌織さんは14年来、その演奏に接してきた間柄です。
下記のページを参照ください。
hmpiano.net/riwakino/2012year/12.01.16nichipi_concert/newpage1.html

演奏会場は客席はわずか200席というこじんまりとしたホールですが、音響の良いことで定評のある「青山音楽記
念館 バロックザール」
ソプラノ歌手の永野歌織さんは「京都に生まれ、育った私にとってこのホールで歌うことは夢でしたので今日、それ
が実現し、とっても嬉しいです」とコメントしていました。
画像はネットから借用

プログラム



私は初めてヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を目の当たりにすることができました。
ヴィオラ・ダ・ガンバはチェロに似た楽器ですが、下記の点でチェロと違います。
弦が7本(チェロは4本)、左手で押さえる黒い指板にギターのようなフレットがついており、弓もチェロのように上から掴むの
ではなく、下から持ち上げるようにして弾くのです。

古楽器の演奏に対する私の感想ですが、バロックオーボエを除き、バロックフルートやヴィオラ・ダ・ガンバは音色が柔らか
すぎてシャープさに欠けるものを感じました。
またギネスブックに取り上げられるように現存するだけで3,000曲以上、 失われた作品を含めると6,000曲とも言われるテレ
マンの曲ですが、今日のプログラムで聞く限り、常にすべての楽器が同時に演奏し、バッハ以降の作曲家のように間にソロ
を入れるとか、そういった変化がない演奏形式は冗長な感じがし、プログラム前半の演奏は声楽が入る曲以外はやや退屈
しました。

しかし後半はオーボエとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロという完全に分離した演奏形式と、声楽が入ったカンタータ”激しく憤り、
打ち振るう者よ”のアンサンブルの素晴らしさに前半の退屈感は吹っ飛ぶ思いでもありました。