12/10 2002掲載
「グルメ修行!? in 京都 Part2」 part1はここです
12月に入ったとはいえ、ここ嵐山界隈は見事な紅葉の撮影ポイントです。
昨年は信州松本、今春は横浜で開催の従兄弟会、今秋の祖父”五十回忌”合流のエクストラ会
を含め来春が4回目の会合となりますが・・・・・
その会場がここ嵐山、桜を大いに愉しもうという企画となると『花より団子』、グルメも大切な要素
宿と食事の下見を兼ねてやってきました。
宿舎候補ナンバーワン、渡月橋袂の
教職員共済「花の家」 |
を下見して予約困難な桜の時期のリザーブ・ノウハウを伝授してもらい
鳴滝音戸山の”畑善”
に来て昼食にチャレンジ。
眼下に御室の仁和寺を見る |
絶好の位置にあるここ”畑善”、つい1週間前小春ママもお昼に招待され
「美味しかった」とコメントしていましたが。。。
廊下横、座敷の
角丸の格天井に目がゆきます
奥の茶室に通されて、お昼のコース+アルファをいただきます。
一品目 ゴマ豆腐 |
海老真蒸 マツタケ入り |
なかなかいい味付け!
続けて
お造りに |
焼き物 |
一番印象的だったのがこの
かぶら蒸し |
他では味わったことのない、ふっくら熱々の豊かなものがお客を確実に喜ばせてくれます。
ウーン、これで決まり!やなあ・・・・・
+αの天麩羅 |
松茸ご飯 |
デザートのゼリー |
薄味で統一されたお昼のお任せ膳でしたが
評価は
これ位!?
来春の従兄弟会の予約入れて出てきたところです。
鳴滝の民宿”平野”に戻って態勢立て直そうと・・・・・
何でこんな事せな立て直せんのか |
その辺のところ良く理解できぬまま。。。パッシャ!
隆爾、太陽が夕方戻ってきて今度はディナーへ出発。
修行にお休みはないのです。
「肉食いてー」
「あそこの肉を食いてー」
賢明な読者ならお分かりですね・・・・・思い起こせば2ヶ月前、あの物集女の感動が
再び蘇るなど思ってもいませんでしたから、ガキンチョ二人と小躍りして喜んだものです。
そうです
このお店です |
厨房前カウンターに陣取って
一品目は体を適度に温める意味からも
ホッカホッカ男爵 |
さあ、どんどん出してもらいましょう!
肉というより芸術品 |
ビーフシチューに |
絶品のタン塩焼き |
なんという肉の香り(ソースでも塩胡椒でもない、肉の)、前回聞きそびれた質問
「仕入肉の質の安定に心がけることは?」
「肉屋さんから、扱い近江牛全量買い付けること、それしかありません」
そこまでしなきゃ、質のレベルの維持に自信持てぬとの事だが
「今日はその中でも最上レベルのんがはいってまっせ。すぐにステーキやりまひょか?」
これまた極上”冷製コンソメ”すすりながら |
見事なステーキのカット・下ごしらえ・焼きの流れを見つめます。
蕎麦打ちやっているので、眼前に繰りひりげられる舞台裏を全てあからさまにするっていうのが
どんな意味を持っているのかよーく理解できて。。。大いに勉強させられます。
これは隆爾のリクエストのステーキ膳の肉
そしてこれ、これが最上レベルの
The STEAK !!!
上の肉も他所では絶対食すことの出来ないクラスのステーキだが
絶品の方は、これはもう食った者のみ知る香り・食感・舌触り。。。
分かり易く言えば通常我々に馴染みのステーキが中国山脈の雪なら
隆爾のは信州のそれ、そして今口にするのは富良野のパウダー・スノー!
しかも一番重要なのは肉に、人間の変な手が加えられていないという安心感。
先日、正真正銘証明松坂牛を使用している松坂市内のホルモン焼き屋さんが紹介されたが
市内に唯一一軒しかなく、毎晩行列ができるそうな。
じゃあそれ位希少な松坂牛がなんで”デパ地下”で堂々と売られているのだろうという素朴な
疑問をオーナーにぶつけてみたら
「松坂牛(gyu)と松坂牛(usi)は違いまっせ、松坂肉(あれ!?)でっしゃろそんな所で売られているのは」
ハアーン。。。開いた口が塞がらない。
野菜・魚・肉、今や本当に信頼できるって言えば自分で産地確認出来る手段しかない時代。
「ホテルの総料理長一番の仕事は料理じゃなくて食材の調達です」と12のレストランを有すオ
ークラの料理長が語った講演を思い出してしまった。
感動している、この眼
カレーやハンバーグも分けてもらったが
奇を衒わぬ美味しさといったら分かってもらえるだろうか?
近江の最上牛、二番目お勧めの食し方は?
ピーマン・マッシュルームと共にソテー |
ジューシーさならビーフカツレツ |
いやはや、あれ以来博多で肉食ってなかったもんで今日は食いだめさせてもらいます。
着地はこれっきゃないでしょう
ガーリックライス、もうコメント控えさせてもらいます。
デザートは
全て自家製、安心食材(当たり前が不思議な変な時代)のみ使用の
デザート3品、ペロリ平らげたところで
今回の”グルメ修行”も感動と共に幕でございます。
山中Part1はここからenter